* 空は心おきなく晴れており、何一つ悩みのないご機嫌な休日。望美は思い切り伸びをして、この幸せを堪能する。 目の前の限りないブルーの海が、光を反射させて美しく光っている。 静かで、誰もいない海岸。まるで自分と将臣のプライベートビーチだと、望美は思った。 生まれた時空に比べると、この場所はとても不便だし、物質的には満たされてはいない。だが、心に関してはこちらの時空のほうが、よほど満たされている。 ないものはないと感じるぐらいに、満たされて心地の良い空間だ。こんなに幸福な場所はないと思うぐらいだ。 「望美、特製のジュースが出来たぜ」 将臣がふたりのスウィートホームから出てくる。手にあるのは冷たい飲み物で、望美は新鮮な果物のジュース、将臣はもちろん酒だ。 「おら」 「有り難う! 将臣君は力が強いから、たっぷり果実からジュースを絞れるね」 「俺はお前のジューサーじゃねぇぞ」 将臣は笑いながら望美の横に腰を下ろした。 海からの風が気持ち良くて、夏が近いのに暑くない。むしろ気持ちが良いぐらいだ。 何もしなくても良い午後は、こうしてふたりでのんびりすることに決めている。この時間は、どうしようもないぐらいに幸福だ。 「美味しい、将臣君特製のジュース。こんなに幸せな飲み物ってないわ」 望美は茶目っ気たっぷりに笑うと、太陽の光に木製コップを掲げて見せた。少し女優にでもなった気分で。 「グラスだったら絵になったのにな」 将臣が苦笑すると、望美は首を竦めた。 「木のコップも味わいがあって好きだわ。むしろ、こういった自然なジュースは、木の風合いのあるもののほうが美味しいもの」 望美は大切に将臣が作ってくれたジュースを飲む。この島は南国の果物が豊富で、望美は本当に嬉しく思っている。大好物の果実なかりなので、楽園なのだ。 「ここに来てから体調が良いかな? 風邪も引かなくなったし、丈夫になったような気がするっ!」 「元々丈夫なヤツが何言ってやがる。これ以上丈夫になってどうするんだよ」 「もう! ひどいっ!」 望美は将臣の背中をドンと叩き、憤慨する。するといつも将臣は喉を鳴らして笑うのだ。この笑顔が、望美は大好きだった。 この場所に来てから、ようやく見せてくれるようになった屈託のない笑顔。望美の心を鷲掴みにして離さない。 望美は吸い込まれるように、将臣の笑みを見つめた。 「何だよ」 「良い笑顔だなって思っただけだよ」 「ドキドキするか?」 からかうように言うものだから、望美は頬をフグのように膨らませてそっぽを向く。いつものように、将臣が宥めるように抱きしめてきた。 「こら、こっち向け」 「い・や」 「コレでも嫌かよ?」 将臣は悪戯っ子のように笑うと、望美の首筋に唇を重ねてきた。一際長いうっとりとするようなキスに、望美は躰の芯に火を付けられたような気分になる。思わず甘い吐息を上げた。 「ったく、こっちがたまらなくなるような声を上げるなよ」 将臣は強引に望美を自分の方向に向けると、唇を荒々しく重ねてきた。 ほんのりとお酒の味がするキスに、望美はそのまま酔っぱらってしまいたくなる。 コップをそのまま落としてしまったが、ジュースよりも将臣のキスの方が、より甘くて好きだった。 将臣の唇や舌は、望美が感じる場所を十分に知っている。荒々しく唇を重ねた後は、舌で望美が立てなくなるまで愛撫していく。 いつの間にこんなにキスをするのが上手くなったのだろうか。疑念が湧かないことはないが、離れて暮らした月日を思うと少し切ない。 だからこそ、今はそれを埋めるかのように、激しく深く愛を交わしあっている。 こうしてキスをして抱き合うだけでも、ときめきが止まらない。 舌を絡め合いながら、お互いの熱を交換し合う。躰をとことんまで熱くして、その想いを伝えたいから。 将臣が更に距離を縮めるようにして抱きしめてくるものだから、望美は将臣を抱えるようにして近付く。胸を痛くなるぐらいに、将臣の熱い板に押しつけた。 キスが激しさを増すにつれて唾液が顎を伝ってくる。そんなことは気にならないぐらいに、お互いがお互いを欲していた。 「あ…!」 酸素が欠乏した頃に唇を離され、将臣に砂浜に押し倒される。白い砂浜に躰を鎮めると、思った以上に気持ちが良かった。 将臣が艶の宿った眼差しで見つめてくる。それだけでも、躰の芯が疼いた。 「幸せか?」 「うん、最高に幸せ」 望美は口の周りを唾液でいっぱいにしながら、幸せそうに笑う。将臣はそれに答えるように笑ってくれると、望美の躰を強く抱きしめた。 「幸せにするからな。めいいっぱい」 「もうめいいっぱい幸せだよ! これから家族が増えたら、もっともっと幸せになるよ!!」 望美は将臣の頬を撫でながら、励ますような明るい口調で言う。こんなに幸せなのに、将臣は時々、望美をここに連れ来たことを申し訳なさそうに言うのだ。だから、精一杯、本当に満たされていることを言葉で、躰で伝えるのだ。 「そうだな。これからいっぱい人間増やさねぇとな。特に俺たちが筆頭になってな」 「うん…。将臣君の赤ちゃんなら、いっぱい欲しいよ…」 望美はほんの少し頬を赤らめると、はにかむように頷いた。 「ここも安定してきたし、そろそろお前を妊娠させねぇとな」 「あっ…!!」 すっぽりとした望美お手製のワンピースを、将臣は脱がしにかかる。生まれた時空のように便利なボタンだとかファスナーがないので、脱がすのが難しい。 「将臣…君…ここより、小屋のが良い…」 こんな太陽が燦々と浴びているところで、将臣に肌を晒すのは恥ずかしい。こんなことではにかむ以上のことを既にしているが、それでも見られるのは嫌なのだ。 「ダメだ。おまえは俺のものだからな。全部見せろ…」 「やだ…」 嫌がっているのはその唇だけで、躰はもう反応し始めている。将臣にすんなりとした脚を撫でられるだけで、鼓動が早くなっていく。 「日焼けしちゃう…」 「俺の躰で覆ってやる。日よけ代わりになるだろ」 「やんっ…」 将臣は言葉通りに躰を覆ってくれる。将臣は身長が高いので、望美の全身がすっぽりと隠れた。 「お前、ホントに綺麗になったな…。いつからこんなに色っぽくなったんだよ」 耳の中に舌を這わせながら、将臣は望美に強引にバンザイをさせて、ワンピースを脱がせる。それだけで一糸纏わぬ姿になった。 将臣と一緒にいる日は、望美は下着を身につけない。今に時期熱くなってきたと言うこともあるが、貴重な布の産物である下着を長く使いたいからに他ならない。 「この胸は少なくとも俺が5pは大きくしてやったよな」 「バカ…っ! 元からこれぐらいあったもん…!!」 将臣は望美の柔らかな胸を揉み上げながら、愉しむように笑っている。胸のラインを舌で大胆になぞられてしまうと、躰の奥が疼いてしょうがなかった。 「あ…っ!」 将臣は、望美の総てに自分の印を付けるように、音を立てて白い肌を吸い上げてくる。何度も肌に口づけられて、望美は華奢な首を仰け反らせた。 いつの間にか将臣も衣服を脱ぎ捨て、望美と同じように一糸纏わぬ姿となる。焦れた肌同志を擦り合わせるようにして抱き合うと、より一層気持ち良くなった。 開放的で澄んだ空気の下、望美は大胆な女になっていく。 硬く尖った乳首を、将臣はサクランボでも食べるかのように口に含んで吸い上げる。その舌でピンクからベージュになった望美のそれを、丁寧に転がしていった。 「ん、あああっ!」 望美は無意識に指を将臣の頭に持っていき、後ろに無造作に括ってあるヒモを外す。ばらりとほどけた将臣の髪は精悍な肩のラインにかかり、とてもワイルドだ。 目の前の男が望美の躰の上で、しなやかで大胆な獣になっていく。この獣になら、何をされても構わない。 将臣の腰に、濡れ始めた自分の腰を押しつけながら、望美はその総てを求める。こんなに大胆になれるのは、きっとこの楽園のせいだと想いながら。 肌から汗が滲んで、しっとりとしてくる。そのせいか、マットで阿婆擦れな肌になる。 「本気でお前は綺麗だぜ…。もっと見せろよ」 「はああっ!!」 将臣は太股を撫でつけて、望美の脚を大きく開ける。開脚された脚の中心に将臣はじっくりと視線を寄せた。 ぱっくりと大きな口を開いた望美自身を、将臣が愛でるように見ている。大きな空洞が開いているような気がして、恥ずかしい。そこから溢れ出る蜜が、更に溢れ出している。 「ねえ、止めて…見ないで…っ!」 望美は躰を起こして、そこを小さな掌で各層としたが、将臣の腕に阻まれる。 「俺は綺麗な宝石を見ているだけだから、邪魔をするな」 将臣は真剣な声で言い、更に望美のそこを研究するように見る。愛する人だとはいえ、こんなに大胆に見られるのは、望美にとって本当に恥ずかしくて極まりのない話だった。 「…お願い…ダメ…」 「ダメダメだって行っている割には、おまえのここは喜んでるみたいだぜ。ひくついている上に濡れてるじゃねえか」 将臣の指が更に大胆に望美の襞を押し広げる。それだけで感じてしまい、とくりと音を立てて蜜が流れ落ちる。 「すげえな…。おまえ…、こんなに濡らして…。砂にまで染みこんでるぜ」 どうして将臣はこんなにも意地悪なのだろうか。いつもそうだった。望美は子供の頃から将臣の格好の餌食だった。苛められてから買われた数なんて、計りしれない。なのにずっと仲良くやってこれたのは、将臣がいざとなれば必ず助けに来てくれたのだ。望美が譲が苛められている時、いつも助けてくれたのは将臣だった。だからこそ、お互いの恋心に気がつかないまま、17年間やってきてしまったのだ。 「ホントお前は可愛いぜ。苛めたときの顔がな…」 将臣は薄く笑うと、指をルビー色に染まった突起に伸ばす。そこを擦る様に何度か弄るものだから、望美の唇からは、不満の呻き声が漏れた。 「ダメ…っ!!」 「可愛いから止めないぜ。お前を苛めていいのは俺だけだからな。しっかりと覚えておけよ?」 「もうバカっ!」 将臣は眼差しで望美を散々犯した後、唇を中心に近付けてきた。熱くなった将臣の吐息が肉芽にかかり、望美は期待するような吐息を大きく漏らす。 唇でそこを愛してくれると思っていたのに、結果は、脚と中心の際にキスをしてきただけだった。しかも音が出るぐらいに強く吸い上げられる。そこに将臣のものである証が刻まれるのは、決定的だ。 「ああ、あああっ!」 背中を弓なりに反らせると、将臣は背中を護るようにしっかりと抱いてくれる。肌に食い込む指の熱さが、望美を大胆な女へと変えていく。 「おまえの涎垂らしてるな。そんなに俺が欲しいかよ?」 「し、知らないもん…!!」 蜜の多さを将臣に指摘されて、望は真っ赤になりながら否定をする。 「だったらお前のして欲しいことはしてやれねぇな。望めば、サービスしてやるぜ」 「…あ…」 「なあ、どうして欲しい?」 将臣の眼差しがふと真剣なものになり、優しく望美に光を投げかけてくる。こんな眼差しで見られたら、望美も逆らうことなど出来ない。 「…舐めて…」 勇気をかき集めてたった一言を言うだけでも、望美の心臓は耳を劈くような音を奏でる。絶対に口にしないと、将臣がその先をしてくれないことを、望美は十分に判っていたから、言わざるをえなかった。 「上出来。可愛いぐれぇにいやらしいな、おまえ」 「こうしたのは誰よ?」 望美がぷりぷり湯気を出して怒ると、将臣は敵わないぐらいに鮮やかな笑みを浮かべる。こんな艶のある顔をされたら、降参するしかない。 「俺様だろ。お前はもっと俺の手でえっちになって貰わねぇとな」 「きゃあっ!」 将臣は望美の脚を再び開いて、そこに顔を埋める。期待の余りに肌が震えた。 「望美…」 将臣は指で望美の襞を押し広げ、そこに舌を刺し入れてくる。 「…んっ!」 敏感に感じてしまい、望美は真っ直ぐな髪を胸元で揺らしながら喘ぎ、将臣の肩を掴んだ。 「おまえここを舐められるの好きだもんな」 「あ、ああっ!」 執拗に将臣の舌は、強く擦るように望美のルビーを舐めてくる。将臣の舌技だけで、意識を飛ばしてしまうぐらいに、感じてしまう。 「…将臣…く…ん…っ!」 背筋が何度も反り上がり、視界が柔らかく白んでいく。淫らな水音も何だか素敵なBGMになっていく。 将臣に完全に支配されるように深く愛されるのは、なんて気持ちがよいのだろうか。望美は腰を将臣の唇に押しつけながら、とことんまで感じた。 それに応えるように、将臣の舌は望美の深いところまでキスをするように入り込んだ。既に蜜がかなり滴っていたせいで、簡単に胎内に入り込んでしまった。入り口で舌が蠢くと、腰に官能の衝撃が走る。 将臣に乱されたい。淫れたい。望美はここがどこだろうと関係がないぐらいに、声を上げていた。 「あ、ああ、ああ…!」 甘い息と声が混じり合っていやらしい。 将臣の舌が再びルビーを弄り始めると、今度は指が胎内に入ってきた。 「あああ…っ!」 どうしてこんなに将臣とのセックスは気持ちが良いのだろうか。とことんまで濡れて、感じて、ぐちゃぐちゃになりたくなる。 愛しているから。ここまで乱れた姿を見せることが出来るのだ。 「あ、ああ、ああっ!」 将臣の太くて長い指が、望美の胎内を引っかいていく。内部を強く擦られて、かき回されて、頭がおかしくなる。自然とそこが収縮するのが、望美にも感じられた。 「すげえ、きゅっきゅっ締まってるぜ? 俺が入る時ももっと締めてくれよな」 「もう…っ!!」 どんな反論をしても将臣には通じないことぐらい、望美には解っている。 現に物欲しそうに将臣に向かって腰を揺らしてしまっている。 「…好き、大好き…!!」 「解ってる…」 感じる度に首を振ってしまい、髪がまるで生きているように蠢く。 「おまえ、髪を乱してるとすげえ綺麗だ」 「や…ああっ!」 将臣の指が二本に増やされる。胎内は更に長くて太いものを求めて、将臣の指を締めていく。 「ああ…っ!」 一番奥を将臣の指がひっかくように愛撫してきた。甘い衝撃に、望美は息が出来なくなるぐらいに感じる。何度も背筋を仰け反らせては、焦点の定まらない眼差しを、蒼い空に向けた。 「…好き、大好き…っ!」 将臣の指が激しく動き始め、望美の躰もそれに合わせて揺れる。舌の動きも活発になり、肌が火傷をしたのかと思うぐらいに熱くなる。 「将臣…君…っ! ああ、イッちゃう…!!」 望美は瞼の奥に躍動感溢れる光を感じたまま、砂の上に沈み込んだ。 将臣に抱き留めて貰わなければ、糸の切れたマリオネットのようになっていただろう。 将臣にしっかりと抱きしめられながら、望美は胸を上下させながら息を整えていく。 「すげえ、綺麗だぜ…。女神みてぇだ…」 「…将臣君…」 望美は甘えたいのと恥ずかしいのと両方で、将臣の胸に顔を埋める。 「あんなおまえみせられたら、たまらねえよ…、もう…」 将臣は自分の雄剣を望美に押しつけ、その欲望の昂まりを見せ付ける。 望美は息を呑んだ。この熱くて硬いものが胎内に入れば、とても気持ちがよいことだろう。もっと、もっと、将臣の熱が欲しい。 望美はそっと将臣の熱い場所に手を伸ばした。 「…欲しいか?」 「欲しいわ、将臣君が…」 望美は素直に自分の気持ちを呟く。将臣の楔を指でなぞると、息を乱してくれる。その表情が、また格別にセクシーだと思った。 「 だったら、お前が上になって胎内に挿れろよ。今日は俺がマグロちゃんだぜ」 「…もう…っ!」 望美は困ったように眉間に皺を寄せると、仕方がないとばかりに、将臣を押し倒した。 まだ作業用の薄手の衣服を着ていたものを、ぎこちなく脱がしてやる。 現れた男らしい鍛えられた胸板に息を乱しながら、将臣の乳首に口づける。 「…っ!!」 「いつもやって貰ってることをやるの」 小悪魔のように望美は笑うと、将臣の脇の下や胸にキスの雨を降らせていく。 髪を何度もかき上げながら頭を下げ、将臣のシンボルに手を伸ばしていく。 衣服を脱がせると、将臣の欲望は、想像以上に大きくなっていて息を呑んだ。 「すごいね…」 「感心するな、バカ」 将臣の照れた笑いが、望美には愛しくてしょうがない。 自分を悦ばせてくれたように、もっともっと将臣を悦ばせたい。望美は緊張で指先を震わせながら、将臣の熱い昂ぶりを手にした。 「…クッ…!!」 触れるだけで将臣が苦しげな顔をする。切ない顔が何とも言えずにセクシーだ。もっとその顔を見たくて、望美は唇を近付けた。 先端から少しだけ白いものが出ている。それを舌先で丹念に舐めていく。愛しげに舐めると、将臣の躰が震えた。爆発するのを我慢しているかのようだ。 「望…美…っ!!」 将臣の逞しい躰が揺れている。もっと、もっと感じさせたくて、望美はそれを口の中に深く入れていく。吸い上げたり、舌で触れると、イキの良い将臣は、何度も跳ね上がる。 「…よ…せ。おまえの胎内で、出したい…挿れてくれ…」 将臣は喘いでる。低い声が上げ具と、こんなに色っぽいのだろうか。望美は将臣を口から出すと、いきり立った雄剣を手に握る。息を乱しながら、将臣にまたがった。先ほどから蜜で溢れかえっている自分自身の熱い場所に、それを宛がう。 「…ああっ…!!」 爆発寸前の将臣が力強く自分の中に挿ってくる。先端を受け入れただけで、望美は充足感を感じた。 「望美…っ! そうだ、腰をゆっくりと下ろして行くんだ…。俺を根元まで埋め込め…。無理だったなら、ゆっくりでいいから…」 「あっ…!!」 望美が腰を下ろしていくと、快楽が腰に押し寄せてくる。息を詰めながら、望美の胎内を押し広げるほどに大きくなっている将臣を、ゆっくりと受け入れていく。 「あっ…! 将臣君っ…!!」 深いところに受け入れる度に、呼吸が乱れ、酸素が足りなくなる。酸素を取る為に何度も深呼吸をして、望美は青空を見上げた。 「ああっ!」 揺れる乳房を、将臣が受け止めるように下から持ち上げ、揉み込んできた。 指先で硬くなった乳首をくりくりと回されると、想い刺激が子宮にまで伝わってくる。 「…ああっ!! 好きっ…!!」 「…俺も好きだぜ…!!」 望美は気持ちよさに支配される余りに、一気に腰を下ろしてしまい、将臣を完全に包み込んでしまった。 「ああっ…!!」 奥に将臣の先端がどっかりと当たっている。感じすぎて、全身が間もなく溶けてしまうのではないかと思うぐらいだ。 肌が粟立ち、将臣の肩に何とか縋っている。 「…動け…っ! お前が気持ちがよいって感じるように…。そうしたら、俺も気持ちが良いから…」 「…う…ん…っ!!」 お腹の中で将臣が脈打っているのが解る。それを包み込むように、望美は無意識に締め上げる。 「すげえ…締まる…っ!!」 望美は呼吸を整えた後、腰を上下に動かし始めた。 「あ、あ、あああっ!!」 自分が腰を動かす度に、一番感じる最奥に将臣の熱い塊が当たる。その刺激が気が遠くなるぐらいに気持ちが良い。 上下のピストン運動を自分で導く度に、追いつめられていく。腰が激しく動き、目の前に見える将臣の顔も段々かすんで見えてきた。 熱い。身も心も、そして辺りの空気ですらも熱い。この熱さに、総てが溶けてとろとろになってしまえばいいのに。 「ああ、ああ、あああっ!!」 揺れる胸を受け止めるように、将臣の指先が食い込んでくる。 世界が、自分の周りが、ぐるぐると回り始めた。 弛緩し始めたお互いの躰を支えるように、ふたりでしっかりと抱きあう。 「あ、ああ、もう、イッちゃう !」 望美はそのまま将臣の躰の上に倒れ込み、失神してしまう。ただ意識の遠くの方で、温かな将臣の液体が注ぎ込まれたことを感じた。 息がまだ整っていないし、意識が戻っても、暫く望美はぼんやりとしか出来ない。 だが、胎内にいる将臣は既にはち切れんばかりに成長を遂げ、望美を圧迫し始めていた。 「すげぇお前は可愛いな…」 将臣はそのまま体勢を逆転させ、今度は自分が上位になる。強く抱きしめられて、望美は驚くばかりだ。 「夜も含めて、今日はとことんまでお前を貰う…」 「あっ…!!」 将臣が望美の胎内で完全に復活を遂げ、内壁を刺激し始める。 「一番奥まで俺をしっかりと感じてくれよ」 「あ、あああっ!」 激しいピストン運動が始まる。こんな将臣を見るのは初めてだ。まるで抜き身の剣のような熱いものは、望美の最奥に突き刺さってくる。 「ああああっ…!! 奥にいっぱい当たってっ…!! ああっ!」 望美は将臣をいつもよりも強く締め付けながら、更に腰を激しく動かした。もっともっと深くまで将臣が欲しい。 望美は全身全霊で将臣を思った。 ふたりの愛が激しくなると同時に、あれだけ綺麗に晴れ渡っていた空が、見事に曇ってくる。この島では良くあることだ。それだけ本州から離れているという証だ。 「望美…、望美っ…!!」 将臣の動きはいつもよりもかなり激しすぎて、望美は追い付かないぐらいだ。 腰を乱し、とことんまで淫らに将臣を求めるだけ。 将臣は望美の頬を時には優しく撫で、唇は肌に押し当ててくる。望美の総てを心から欲してくれているのが解る。 「好き…っ! 大好き…っ!!」 最奥を何度も刺激されると、達したばかりの躰はまたすぐに上り詰めていく。 その時、雷が激しく鳴り響いた。望美は一瞬躰を緊張させたものの、将臣は激しい動きを止めはしない。まるでその動きを察知したかのように、同じ激しさで空は雨をもたらしてきた。 スコール。そんなことでふたりの愛し合う時間は邪魔なんてされやしない。 雨に濡れても熱い肌が冷めることはなく、更に熱くなる。 背中を仰け反らせ、大きく口を開けると、スコールが躰の中に入ってくる。それもまた気持ちが良い。 望美の華奢な躰は、直ぐに高みへと上昇する。この楽園の空高くを飛んでいるかのようだ。 お互いの汗と精液で乱れて、とろとろになって。 きっとこの楽園だから奔放になれるのだ。 望美は将臣に縋り付き、この快楽に向かう飛行を最高に愉しむ。 将臣の突き上げが激しくなり、子宮にその逞しい刀が何度も斬り込んでくる。 「あ、あああああ!!」 頭の中が爆発して震えるような快楽が全身を支配していく。 「もう…ああっ!! ダメっ…!!」 望美は大きな嬌声を上げると、将臣の腰に自分ほっそりとした脚をからみつける。更に深い場所で将臣の熱い欲望を感じた。 震えながら望美は急降下で落ちていく。 命の証である熱い液体が強く望美の注ぎ込まれ、将臣も倒れ込んできた。 * 「…もう…、ダメだよ…。将臣君…」 とことんまで愛されてしまい、望美は腰が抜けて、すっかり立てない状態になってしまった。 外はもう夕焼けの時間。すっかりスコールは止んでしまった。 「夕食の準備しなくっちゃいけないのに、これじゃあ、台所に立てないじゃない〜!」 望美は泣きそうになりながら言うものだから、将臣は自分たちの脱ぎ捨てた衣服を拾うと、さっさと妻を抱き上げた。 「夕食の準備は俺がしてやる。おまえは少し休め」 「いいの?」 「その代わりに、今夜は一緒に外の風呂に入って、後は解ってるだろうな?」 ニヤリと意味深な微笑みを浮かべられて、望美は嬉しいのやら哀しいのやら解らなくなる。 これ以上攻められたら、きっと壊れてしまうに違いないだろう。 「無理だって…!」 「大丈夫だ。散々俺を受け入れたんだから、まだ大丈夫、それぐらいじゃ壊れねえよ」 「もう…バカなんだから…!」 望美は下半身がピリピリと痛むのを感じながら、諦めに似た溜息を吐く。 そしてその夜、将臣のの予告通りに、望美はたっぷりと頂かれてしまった。 |