*ワインの似合う年になれば*


 小松に情熱的な口づけをされる。ほんのりとワインの味がして、大人になったような気分だった。

 ときめき過ぎて、ゆきは心臓がいくつあっても足りないのではないかと、思う。

 小松は、何度となく情熱的に唇を重ねてきた。

 うっとりとした気持ちになり、ゆきはふわふわとした気持ちになった。

 着ていた服を脱がされる。

 その先に何が待っているのか。もう知らない子供ではない。

 ゆきは小松に総てを任せようと思った。

 総てを委ねて、小松色に染められたいと、ゆきは思う。

 甘く苦しい感覚に、ゆきは震えてしまう。

「……愛しているよ、ゆき。君を心からね……」

 小松の情熱的な声と言葉に、ゆきはこのまま溶けてしまうのではないかと思った。

 小松の情熱になら、溶かされても構わない。

 むきだしになった肌は熱をしっとりと帯びて、滑らかになった。

 小松は愛しげに、ゆきの肌を何度となくなでつけてゆく。

 触れられるだけで、身体の芯が蕩けてゆくのを感じた。

「何も心配しないで……。私に総てを預けてくれたら良いから……」

「はい……」

 小松のことを心から愛しているからこそ、総てを託すことが出来るのだ。

 だから何も心配しなくても大丈夫だ。

 ゆきは深呼吸をした後、小松にそっと抱きついた。

 そうすると、小松が抱き締めてくれる。

 強く抱き締められて、ゆきは息がおかしくなるのではないかと思うほどに、鼓動を乱した。

 小松は、唇を、小松の白い肌に何度も落としてゆく。何度も肌にキスをされて、くらくらする。

 肌が沸騰するのではないかと思うほどに、どんどん熱くなっていった。

 小松の手のひらが、ゆきの白い乳房を掬う。

 柔らかさを確かめるように揉みしだかれて、お腹の奥が痺れてくる。

 じんわりとした感覚に、ゆきは息を乱した。

 小松は、ゆきの胸の頂きを吸い上げながら、身体のラインをなぞってくる。

「……ずっと君を私のものにしたかったんだからね……」

 小松は耳許で怪しく囁くと、ゆきを抱き締めてきた。

「帯刀さん……」

「君とけじめをつけてから抱こうと思っていたからね……。だけど、最早、待てないと、思ったけれどね……」

 小松はくすりと妖艷に微笑んだ。

「……君は、私が想像した以上に、きれいな肌をしているね……。驚くほど綺麗だ……」

 小松が感嘆の声をあげるものだから、ゆきは恥ずかしくて堪らなくなった。

 こんなにも情熱的に言われると、嬉しさと羞恥が込み上げる。

 小松はゆきの胸を揉みしだきながら、頂きを舌先で転がした。

 今まで知らなかった甘い痺れに、ゆきは身体を小刻みに震わせる。

 素直に反応することしか出来ない。

 恥ずかしいのに気持ちが良くて、もっとして貰いたいとすら思っている。

 矛盾した感情がそこにある。

 小松はゆきのまろやかな身体のラインを味わうように唇で辿ってきた。

 肌が震えて、胸が切なく熱い。

 小松の美しく整った指先が、ゆきの足の間に伸びた。

 ゆきは思わず肌を震わせてしまう。

 甘い感情でいっぱいになった。

「……君は本当に可愛いね。感じているのが分かるよ……」

 小松は楽しそうに言うと、指先をゆきの震える花びらに滑らせる。

 湿った音がする。

 響く水音が恥ずかし過ぎて、ゆきは身体を小さくさせた。

 小松の指先が、ゆきの花びらを押し広げ、中心の花芯を弄る。

 奥が収縮し、ゆきは思わず身体を跳ね上げさせた。

 息がおかしくなるぐらいに、気持ちが良い。

 ゆきは甘い声を小さく上げると、小松はフッと官能的な笑みを浮かべた。

「気持ちが良いみたいだね……。もっと気持ちよくしてあげようか?」

 恥ずかしすぎて頷けない。それを分かっていて言うのだから、始末におえない。

 小松は、ゆきの蜜口に指を押し当てる。

 異物感に、ゆきは身体を引いた。

「慣らさないと……、いけないね……」

 小松は甘く意地悪に言うと、ゆきの脚を大きく広げる。

「……やっ……!」

 小松は、ゆきの蜜が滴る秘密の場所に顔を埋めると、花びらを押し広げ、花芯を舌で探り当てると、そのまま尖端で転がしてきた。

 蕩けてしまうような快感に、ゆきは我を忘れそうになる。甘い感覚に、ゆきは中心を震わせた。

 息がおかしくなるぐらいの感覚に、ゆきはくらくらした。

 腰が無意識にふらふらと動いて、小松を求めている。

 こんなに誰かを求めたことなんてなかった。

 小松の指が、ゆきの熱い中を探るように入ってくる。

 指を入れられた感覚に、ゆきら異物感を覚えた。

 指で胎内を探り当てられる。

 奥近くを触れられて、ゆきは感じる余りに身体を大きく跳ね上げさせた。

「んっ……!」

「ここが良いのかな?ゆき」

 小松は甘く笑うと、そこを擽ってゆく。

 胎内が蠢いて、小松の指を思いきり締め付ける。

 小松は小さく官能的に笑うと、更に指を増やしていった。

「……んっ、好きっ……」

「こうされるのが、好きなの?ゆき」

 小松はあくまで楽しそうだ。

 ゆきの胎内を擽る指を減らすと、小松は更に胎内を激しく擽ってきた。

 小松の指が動く度に、湿った音が響き渡る。

 音が大きく響く度に、ゆきの快楽は大きくなっていった。

 「ゆき、君は本当に可愛いね……」

 溢れる蜜を、小松は舌先で救いとる。

 その巧みな舌使いに、ゆきはとろとろになった。

 まるで宙を漂っているかと思うほどに気持ちが良くて、ゆきはこのまま欲望に身を任せたくなる。

 そのままゆきは、意識をゆっくりと手放した。

 意識を手放したのはほんの一瞬で、直ぐに記憶は戻ってきた。

「……君は、今夜、本当の意味で、私のものになるんだよ」

 小松はくすりと笑うと、ゆきの濡れた入り口に、欲望の権化となった、自身の固い屹立を押し当てる。

 指とは比べ物にならないぐらいの欲望を示されて、ゆきは頭がくらくらした。

 こんなにもあからさまな欲望は知らない。

 だが、それが何よりもゆきの奥が欲しているものだということは、ゆきには誰よりも分かっていた。

 だからこそ拒めない。

 ゆきは目をそっと伏せた。

 見てしまったら、もっと怖いことになってしまうだろうから。

「どうしたの?自分が今からなにをされるのか、見たくないみたいだね」

 小松はゆきをあくまでからかうように言う。

「……見てしまったら、怖くなるような気がして……」

「まったく、君らしいよ……」

 小松はくすりと笑うと、ゆきに顔を近づける。

「ちゃんと見なさい。君がなにをされるのかを……」

 小松の透明な声で囁かれて、ゆきは胸がいっぱいになる。

 ちらりと目を開けると、小松の猛々しい欲望が大きくなり、反り返っているのが見えた。




 マエ モクジ ツギ