*あなたの生まれた日*


 小松に抱かれる。

 それは、ずっと夢見ていたこと。

 小松の大きくて愛撫に身を任せながら、ゆきは、小松の愛情で、肌が艶やかに、滑らかに、美しくなってゆくのを感じていた。

 小松の大きくて美しい掌が、ゆきのボディラインを再びたどる。

 おしりを持ち上げられて、優しく撫でられると、身体の奥から欲望が溢れ出して、ゆきは思わず呻き声を出した。

 中心から熱いものがどんどん流れて行く。

 ゆきが感じれば感じる程に、比例して多くなってゆくような気がした。

 小松の繊細な指先が、ゆきの熱い場所を撫で付けてきた。

 最初は、花びらの表面だけを撫でられて、ゆきは思わず背中を震わせる。

「……感じるの?」

 小松が艶やかな声で、わざとからかうように囁くものだから、ゆきは恥ずかしくて、上手く返事をすることが出来なかった。

 小松は、花びらを押し広げると、花芯をゆっくりと指先でなぶる。

 中心を愛撫されて、胎内に続く場所が収縮して、ゆきは身体が可笑しくなるぐらいに感じてしまう。

 身体が震えすぎて、上手くバランスが保てない。

 感じれば、感じる程に、肌が華やかに震えた。

「……ゆき、君は恥ずかしがりやで、強情で、どうしようもないぐらいに可愛いね……」

 小松は、フッと甘く微笑むと、ゆきを煽るように、耳朶に口付けた。 

「……んっ……!」

 小松は、ゆきの花芯を指先で捏ねるように愛撫をした後で、入口をなで始める。

 ゆきの欲望と快楽は一気にはねあがり、激しく息遣いが止められない。

 ゆきは甘く喘ぎながら、腰をゆらゆらと何度も動かしていた。

 欲望と快楽に比例するかのように、ゆきは熱い蜜をたっぷりと流してゆく。

 流れる度に、恥ずかしくてたまらない。

「……ゆき、君をもっと感じさせないと……ね?」

 小松は、ゆきの入口に自身の指をゆっくりと侵入させる。

 入口を解した後、小松の繊細な指が入り込んできた。

「……あっ……!」

 初めはかなりの違和感があり、ゆきは思わず顔をしかめた。

 そのまま小松の指がゆっくりと胎内に入り込んでゆく。

 入口を押し広げて、小松はゆきの胎内を指先で擦ってくる。

 お腹の奥が突き上げるような快楽を感じて、ゆきは大きな声で喘いだ。

 こんなにも恥ずかしいぐらいに甘い声が出るなんて、ゆきは思ってもみなかった。

 腰が揺れて、小松の指をしっかりと締め付ける。

 ドキドキし過ぎて、ゆきは息が上がるのを感じた。

 小松が指を動かす度に、淫らな水音がより高らかに響く。

「……君は感じやすくて、可愛いね……?」

 小松は艶のある声で囁くと、いきなりゆきの脚を思いきり開いた。

「……やっ……!」

 自分の秘密の花が暴露されたようで、ゆきは嫌で仕方がない。

「……ゆき、花はしっかりと愛でなければならないからね……」

 小松はくすりと微笑むと、足の間に顔を埋めてきた。

 こんな恥ずかしいことなんて信じられない。

 小松は舌先を、花芯につけたかと思うと、丁寧に蜜を舐めとり、舌先で愛撫をしてきた。

 こんなにも濃密に愛撫をされると、ゆきは涙が滲んでしまうぐらいに感じてしまう。

 小松の舌に酔っぱらってしまいそうだ。

 愛撫を激しくされる度に、ゆきはシーツを掴んで、何度も腰を浮き上がらせた。

 頭が真っ白になってゆくのを感じながら、ゆきは小松の愛撫を全身に感じていた。

 小松の舌の動きが激しくなり、首筋まで震えてしまいそうになるぐらいに感じてしまう。

 ゆきは鼓動を、事切れてしまうのではないかと思うぐらいに感じたあと、一気に欲望をスパークさせて、意識を飛ばした。

 

 意識を失っていたのはほんの一瞬で、ゆきが目を開けると、小松に抱き締められていた。

「……ゆき、君を本当の意味で貰うから……」

「……はい」

「……良い子だ」

 小松はゆきの額にキスのしてくれたあと、痺れているゆきの入口に、自分自身の激しい欲望をしっかりと押し当てた。

 その力強さにゆきは、息を飲む。

 ゆきが驚いたのに気付き、小松は優しいキスを瞼にくれた。

「……ゆき、愛しているよ。君だけが私は欲しい。君以外はいらないんだよ、私は……。君だけを一生、求め続けるよ……」

「……帯刀さん」

 怖いけれども、小松だから受け入れることが出来る。

 ゆきは、愛するひとを思いきり強く抱き締めた。

 総てを預けるために。

 小松は、ゆきの胎内にゆっくりと入ってくる。

 入口を押し広げられる痛みに、ゆきは泪を滲ませた。

 激痛と言っても、言い過ぎではなかった。

 だが、小松には止めて欲しくはなかった。

 ゆきは痛みに耐えるために、小松にしがみつく。

「……大丈夫だから、ゆきっ……」

 小松は気遣ってはくれているが、何時ものような余裕は全くないようだった。

 お互いの熱が出会い、混じりあい、今、ひとつになる。

 痛みなかでも、小松を内側で感じられるのは、素晴らしく幸せだった。

 苦しくても、構わない。

 痛くても、構わない。

 ゆきはただ小松を包み込みたかった。

 小松が、猛々しくゆきの胎内に入り込む。

 小松の息すら、艶やかに乱れていた。

 圧迫が強くなる。

「……ゆき、完全にひとつになったよ……」

 小松の優しく落ち着いた声に涙が零れ落ちる。

 熱い圧迫と小松自身を感じながら、幸福感に満たされる。

 幸せすぎて、しょうがない。

「……痛い?」

「……痛いですけど……、大丈夫です……。幸せです……」

 ゆきは溢れる幸せに、つい笑顔になる

 すると小松に思いきり抱き締められた。

「……君はどうしてそんなにも可愛いの……!」

 苦し気な声を出したかと思うと、小松はゆっくりと動き始めた。

「……帯刀さん……っ!」

 ゆっくりと動いていた小松のスピードが、上がってゆく。

 小松は息を乱しながら、ゆきを奪ってゆく。

 激しく突き上げられて、ゆきは身体がバラバラになるのではないかと、思った。

「……私を締め付けて……、引きちぎる気?」

「……分からないですっ!」

 無意識に小松を締め付けてしまう。

 息を乱しながら、ゆきは痛みと快楽が混じりあう、不思議な感覚を覚えた。

 意識がぐちゃぐちゃになるぐらいに感じる。

 小松の突き上げが、正に強くなる。

 総てを小松に預けると同時に、小松の総てを受け入れる。

 そのままゆきは意識をゆっくりと手放した。

 

 目覚めると、小松が髪を撫でながら、優しく抱き締めてくれていた。

「……帯刀さん……」

「……ありがとう、ゆき。最高の誕生日になったよ」

「……こちらこそ、ありがとうございます……。愛しているよ」

「……私も、愛しています……」

 ふたりはくすりと微笑みあうと、唇を重ねる。

 最高に素晴らしい瞬間だった。




マエ モドル