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将臣の唇が離れても、暫く望美はぼんやりとしていた。 何が起こったかを自分で整理をする時間がなくて、半ば混乱していた。 「あ、あの、将臣く…」 取りあえず名前を呼んでみても、何を言っていいのかが解らない。 将臣の瞳が色濃くなり、野獣そのものになっている。 抱き寄せられて、望美は甘く喘いだ。逞しい胸を強く重ねられて、息が止まりそうになる。 「…もう、お前を閉じ込める」 「閉じ込めるって…?」 無防備にきくと、将臣がセクシィに笑った。 「誰にも見せないって、ことだよ」 「あっ…!」 将臣が水着の胸元に手を入れてくる。乳首を指でこねられた後、柔らかな白い胸の感触を楽しむように揉みこまれた。 「あっ…! あっ…!」 唇から甘い声が漏れると、将臣はそれを飲み込むように深いキスをしてきた。舌先が深く沈みこみ、望美は ひとりでは立っていられなくなる。 とうとうビキニトップを外されてしまい、将臣は乳首に唇を寄せてきた。 「虫よけをちゃんとして、お前に誰も寄せつけねぇよ」 「…だったら、将臣くんの虫よけは誰がするの…? だって、将臣くんの周りには…、いつも、綺麗なひとばかり…」 望美が喘ぎながら拗ねた言葉で言うと、将臣は余計に愛撫を激しくする。 「あっ…! ダメっ…! 将臣くん…っ!」 乳首にキリリと歯を当てられて、望美は背筋を美しくのけ反らせた。今までに知らなかった快楽が、下腹部を包み込んでくる。 「…将臣…っくん」 「お前が可愛いこと言うから悪いんだよ。お前が振り向いてくれねぇから、他の女にいっただけだ。俺はお前だけが好きだ。これからもずっと…」 「私はずっと将臣くんばかりを見ていたのに…」 泣きそうな気分になりながらも、望美は幸福だった。恨みごとも、恨んでないから言えること。 「…だから、こんな挑発的な水着は、俺とぴったり一緒にいるときだけだぜ? いいな?」 「うん…! あっ…!」 将臣の手は、自然と望美の下腹部を隠す水着の中へと入っていく。 茂みを円を描くように撫でられて、望美はすんなりとした脚を震わせた。 「立っていられないよ…、将臣く…ん…」 「俺がしっかりと支えておいてやるよ」 将臣は望美の細めの腰を引き寄せながら、自分の唇を平らなお腹から隠された場所に下ろしていく。 「…やっ…!!」 臍をぺろりと舐められた後、将臣は望美のビキニを下げていく。 太陽に曝された茂みは、きらきら輝いて淫猥だった。 「あっ…!」 襞の奥にひっそりと隠れていた肉芽を、将臣の指が優しく触れてくる。それだけで、全身が震えあがってしまった。 「すげぇ濡れてる。海になんてお前は入っていないのに…」 「や…っ!」 頭を振って抵抗しても、将臣には無駄な抵抗だった。 指で肉芽を押し潰すように触れてくる。 「ん…っ、やだ…っ!」 将臣のことがずっと好きで、いつかこうなることをどこかで夢見ていた。そのせいか、今、こうして触れられるのが、とても気持ちが良い。 将臣の手が完全にビキニを下ろしてしまう。剥き出しになった女の部分が、ひどく敏感になっていた。 将臣の指先が、襞を押し広げ、そこに顔を近づけてくる。 淫猥過ぎる行為に目眩を覚えた。 「や…め…」 「やめねぇよ」 将臣は、望美の肉芽に吐息を吹きかけると、そこを舌で舐め始めた。 慣れているのは解っている。それが切ない。 余りに気持ちが良すぎて、望美は頭がくらくらする。 「あっ…! やっ…!」 つっぷりと音を立てて、胎内に指を入れられる。押し広げられる痛みに、望美は将臣の肩に指を沈めた。 「あっ…!」 「痛いか…?」 眉間に深いシワを刻みながら、望美は何度か頷いた。 泣きたくなるぐらいに痛い。だが将臣は止めてはくれなかった。 「止めないから」 将臣は、ゆっくりと労るように胎内を掻き混ぜてくる。 痺れるような痛みに、望美は唇を噛んだ。 「望美…」 舌がまたうごめいているのが解る。 溢れ出る甘い女の蜜を舐め上げられて、望美は腰を淫らに揺らした。 どうして揺れるのか、解らない。 将臣に縋り付きながら、望美は快楽に溺れた。 「将臣くんっ…」 何をされているのか、そんなことは解っている。将臣だからこそ許せるような気がした。 「あっ…! ああ…!」 波が派手に打ち上げる。望美は光の粒を見たような気がした。 意識がプツリと途切れた後、ゆっくりと戻ってきた。 「望美…」 将臣はくぐもった声で名前を呼んでくれると、望美を砂浜に寝かせた。 そのまま恥ずかしくも、脚を大きく広げてくる。 「やっ…」 抵抗しても止めてくれはしない。将臣は自分の海水パンツを脱ぎ捨てると、望美の肌に躰を重ねてきた。 「い…やあんっ!」 将臣の分身が、入口を撫でる。ぬるりと硬いものが一気に押し入れられた。 「いやあああっ」 痛くてたまらない。望美は泣きながら、将臣に縋り付いた。 それを気遣ってか、将臣はゆっくりと胎内に入ってくる。 「いたいっ!」 「少しだけ我慢してくれ」 「あ…ああっ…!」 将臣がゆっくりと壁をえぐるように先に進んで来た。 「…入ったぜ?」 「あん…」 ふたりが完全に噛み合ったのだ。 その喜びに、望美はむせび泣く。 「ゆっくり動くから…」 「あっ…!」 将臣がこの上なく優しく動いてきた。その緩やかな動きに、望美は我を忘れ始める。 「あっ、ああんっ!」 将臣に奥を突かれて、思わず嬌声を上げた。 痛いのに気持ちが良くて、望美は腕を伸ばして、将臣に抱きつく。 「将臣く…んっ!」 深い、深い場所で、将臣に烙印を押される。 お前は俺以外を愛せない-----と。 「望美…望美…っ!」 将臣の汗が胸を伝い、望美の汗と混じり合う。 夏。 海。 恋。 総てが熱に溶け、とろとろのひとつの液体になる。 「あ、あああっ…!!」 しっかりと抱き合って、望美は将臣と一緒に、初めて奇跡の瞬間を見た---- 水着を身につけ、ビーチに戻る。 将臣も望で、パレオとパーカーを身につけている。 もう離さないとばかりに、将臣にしっかりと手を繋がれる。 「これでもう、お前をナンパしようとするやつはいねえよな」 将臣は独占を剥き出しにするような眼差しを向けてくれると、眩しくも大人びた微笑みをくれた。 「ちょっと歩きぬくいけど」 「いいんだよ。俺がしっかり手を繋いでやるから----ずっと」 望美は恥ずかしげに頷く。 将臣が最奥につけた咬み痕は、幸せで甘い痛みがした。 |
| コメント 幼なじみです。 |