*愛してるからしょうがない*

後編


「あなたのその言葉が聞きたかったんですよ…」

 公瑾は甘い媚薬のような笑みを浮かべると、花の胎内にゆっくりと侵入してくる。

 待ち望んだ圧迫に、花は躰を大きくのけ反らせた。

 公瑾とひとつになれるだけで、花は喜びに溢れる。

 胎内に公瑾をいっぱいに感じながら、花は快楽を精一杯受け取った。

 公瑾が動く度に、花は何度も甘える吐息を漏らす。

 硬くて熱い公瑾に掻き混ぜられる度に、気持ちが良くて思わずすがりついた。

 ゆっくりとした愛撫をすることなく、公瑾が求めてくるのはとても珍しいことだ。

「…花…っ!」

 公瑾の指先が、花の熱くて硬くなった花芯を、グリグリと指先で刺激してくる。

 その度に感じてしまい、花は何度も公瑾を締め付けた。

「あっ…!」

 公瑾に内壁を擦り付けられる度に、花は結合部から痺れるほどの快楽が、全身に広がるのを感じた。

 目を開けていられないぐらいに、快楽を覚える。

 公瑾でいっぱいに満たされて、花はもうどうなって良いと思うほどに、感じていた。

 公瑾の動きが早くなる。

 かなりスピードを上げて花を突き上げて、快楽の縁へと追い込んでゆく。

 このまま溶けてしまいたい。

 花は公瑾の腰にすんなりとした脚をしっかりと絡ませて、快楽を味わった。

「やっ、あっ、あんっ!」

 公瑾は力を込めて何度も突き上げてくる。

 もう何も考えられない。

 このまま公瑾の色に染まって、快楽の縁へと落ちていっても構わない。

 何度も突き上げられて、花は限界を超えた快楽を覚えると、このまま意識を手放す。

 公瑾も躰を小刻みに震わせながら、躰が弛緩していくのを感じ、花は熱い公瑾の精を受け入れた。

 公瑾も自分の躰を大きくのけ反らせると、そのまま欲望を一気に爆発させた。

 

 花を抱く度に、全くと言って良いぐらいに、自制心がなくなる。

 今もまたそうだ。

 こんなにくらくらするほどに欲しい。

 公瑾は花の躰を抱き締めた。

「…花…、愛していますよ…」

 公瑾が額にキスをすると、花はうっとりとした笑みを浮かべた。

「…さあ、あなたをもう一度深く欲しいです」

「はい」

 花が返事をしてくれるのが嬉しくて、公瑾もまた力強く抱き締めてきた。

「花…」

 公瑾は花の名前を呼びながら、躰をまさぐり始めた。

「…やっ、ああっ…!」

 ほんの少ししか触れられていないというのに、感じてしまう。

 公瑾は、花の豊かに乳房を下から持ち上げるように揉みしだいてゆく。

「やっ」

 達したばかりて、花は簡単に感じてしまう。

 公瑾は、花の甘くて白い胸を味わうように揉み込んだ。

 ただ触れられているだけで良かった。

 公瑾は、花のボディラインをゆっくりとしたリズムで愛しげに撫でる。

 それだけで躰が敏感に反応した。

 花の甘い躰に触れているだけで、欲望が膨れ上がる。

 花の柔らかなヒップを持ち上げるように触れると、そこには欲望の証である蜜が溢れかえっていた。

 花の敏感な表面を撫でると、愛らしい肢体が何度も跳ね上がる。

 熱い場所に軽く触れるだけで、熱い蜜が迸ってきた。

 既に公瑾を受け入れる準備が出来ているのだろう。

 もっと熱く高めたい。

 感じさせたい。

 公瑾は花の中心を指先で器用にくすぐる。すると甘い声が唇から漏れてきた。

 余りに可愛らしい煽る声であったから、公瑾は更に花を愛撫する。

 脚を大きく広げて、顔を埋めて甘い蜜を唇で吸い上げる。

 こんなことが出来るのは花に対してだけだ。

 公瑾は舌先で、襞の内側を愛撫するかのように丁寧に舐めてゆく。

 すると花の躰が何度もピクリ、ピクリと跳ね上がった。

 なんて愛らしいのかと思わずにはいられない。

 公瑾は蕩ける花の入口に指先を差し入れた。

 花の腰が大きく揺れる。

 期待していたものが挿入されたと思い、花の内壁は公瑾の指先をキュッと締め付けた。

 内壁をくすぐると熱い吐息が部屋中に広がる。

「公瑾さん…っ!」

 まるで公瑾を誘うかのように、花の細い腰がゆらゆらと揺れる。

 堪らない。

 先ほど辿ったばかりだというのに、再び花の奥に辿り着きたい。

 愛する女性の威力はそれだけ凄まじいのだ。

 公瑾は蠢く欲望に、限界すら感じた。

 花の胎内からは熱い蜜が止めどなく迸っている。

 感じてくれているのが嬉しくて、公瑾は花の内壁を更に擦り上げる。

「やっ、あんっ」

 キュッと指を締め付けてくる。

 公瑾が指の動きを早めると、花は躰を大きく震わせる。

 そのまま達する姿は本当に美しかった。

 花が欲しい。

 我慢出来ない。

 公瑾は、愛して止まない花の柔らかく滑らかな肢体を抱き締めると、脚を大きく広げて、入口に自身の欲望を押しつけた。

 

 熱くて沸騰するかのような欲望が、入口に押しつけられる。

 花がゆっくりと意識を戻すと、公瑾が甘く微笑んでいた。

 公瑾は淫らにも花の入口をなぞって、欲望を掻き立てる。

 公瑾が欲しい。

 欲しくて堪らない。

 花が呻き声を上げると、公瑾は欲望に満ちた瞳で花を見つめた。

「…花…。もう一度、言って下さい…」

 公瑾がどんな言葉を求めているかは、花は充分過ぎるぐらいに解っている。

 花も同じ気持ちだからだ。

「…公瑾さん…あなたが欲しいです…」

 花が素直に自分の気持ちを伝えると、公瑾はフッと柔らかく微笑む。

「…ええ。私もあなたが欲しくてしょうがありませんよ…」

 公瑾は艶のある声で呟くと、ゆっくりと花の胎内へと入っていく。

「あっ、ああっ!」

 再び公瑾に満たされて、花は高らかに歓びの声を上げる。

 公瑾と一つになれるというだけで、幸せだ。

 離れたくない。

 離して欲しくはない。

 花は公瑾を思わず抱き寄せて、キスをねだった。

 公瑾は息を乱しながら、花にとっておきに濃厚なキスをくれる。

 舌が口腔内に差し入れられて、頭がくらくらしてしまうぐらいに感じた。

 舌の動きと、花の内にいる公瑾が同じような動きをする。

 舌先の動きを感じるだけで、花は蕩けてしまいそうになった。

 内から荒々しい公瑾の欲望が伝わってくる。

 更に激しいものを求めてしまう。

 花は無意識に、公瑾を誘うように彼をしっかりと締め付けて、腰をゆらゆらと動かした。

「…クッ…! 花…っ!」

 公瑾の声が一気に掠れて苦しげになる。なのにとても官能的だ。

 公瑾は花を腰ごとグッと引き寄せると、そのまま激しく突き上げ始めた。

「こ、公瑾さっ…!」

 花はもう理性を保っていられなくなり、公瑾を激しく求める。

 お互いの情熱と欲望で肌が沸騰し、汗が滲む。

 そんなことが不快にすらならないぐらいに、花は公瑾を求めていた。

 公瑾にひと突きされる度に、花は躰を激しく震わせる。

 心臓が止まってしまうのではないかと思うぐらいに、花の鼓動は激しさを増した。

「…花…っ!」

 公瑾は欲望を激しく花に打ち付けてくる。

 その苦しくも甘美な衝撃に、花は躰がバラバラになってしまうのではないかと思った。

「…花、愛していますよ…。花…、あなたはなんて綺麗なんでしょうか…」

 公瑾は花を絶賛しながら、更に激しく突き上げてくる。

 もう何もいらない。

 花がそう思った瞬間、公瑾が強く突き上げて、大きなうねりがやってくる。

 そのまま花が意識を溶かしたのは言うまでもなかった。

 

 公瑾に抱き締められて、心地好い疲労の中、柔らかくまどろむ。

「…あなたとたった三日間離れただけなのに…無理をさせてしまいましたね…。離しませんから、一生…」

 公瑾は甘い言葉を囁くとそのまままどろみに墜ちていった。

 



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