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今まで経験したことがない抱擁と熱がかなでを包み込む。 ずっとスリムだと思っていた大地の肢体が、想像以上に逞しくてかなでを包み込んでいる。 いつも精神的に支えて貰っていたけれども、こうしてしっかりと抱き締められることで、肉体的にも支えられていたのだ。 熱いキスがかなでの唇な浴びせかけられる。 今までこんなにも熱っぽいキスを受けたことはなかった。 かなではその甘い熱さに酔っ払いそうになった。 キスだけで全身が痺れて感じてしまうわ 瞼の奥が熱でじんとした。 息が出来ないぐらいのキスを受けた後、大地はパジャマに手を掛けてきた。 パジャマは上からすっぽりと被るタイプのもので、襟口に手を掛けられるだけで、かなでは躰を大きく震わせた。 「…大丈夫だから…かなで…」 大地は甘い声で、初めて“ちゃん”付ではなくて、名前を呼んでくれた。 熱くて甘い響きに、かなではそれだけで蕩けるほどの熱さを感じた。 躰からゆっくりと力が抜けていく。 かなでは大地にされるがままに、躰を委ねた。 まるで小さな女の子のようにパジャマを脱がされる。 パジャマを脱ぐと、思わず胸元を隠してしまう。 「…かなで…、君はやっぱり誰よりも綺麗だ…」 大地は掠れた声で呟くと、かなでを強く抱き締めてくれた。 息が出来なくなる。 最後の下着を取り払われると、流石に躰を震わせてしまった。 大地の前で生まれたままの姿になるなんて、恥ずかしくてしょうがなかった。 大地は感嘆とも取れるような熱い吐息を吐いた後、バスローブを一気に脱ぎ捨てた。 今度はかなでが感嘆の溜め息を吐いた。 大地の肢体はまるで完璧な芸術作品のように素晴らしかった。 思わずうっとりと見惚れてしまう。 かなでは頭が官能の熱で麻痺してくるのを感じていた。 「…かなで…、君は本当に綺麗だ…」 大地の称讃する声を聴いているだけで、なんて幸せなのだろうかと思った。 大地の唇が、首筋からデコルテへと下りてくる。 熱くてロマンティックだ。 大地に愛されている。 大地を愛している。 それをこれほどまでに感じたことはなかった。 大地の手が、かなでの柔らかな胸にかかる。 下から持ち上げるように、優しくゆっくりとマッサージしてくる。 まるで柔らかさを楽しんでいるようだ。 触れられるだけで、自分だとは思えないほどの甘い声が唇から零れた。 こんなにも甘くて満たされる感覚は他にはない。 かなでは身体の奥深い場所が燃え盛り始めたことを、感じずにはいられなかった。 熱い。 熱くて堪らないのに、どうしてこんなにも気持ちが良くて幸せなのだろうか。 かなでは、小さな肢体をのけ反らせながら、大地の愛撫に応えていた。 大地の唇が柔らかな胸にキスの雨を降らせてくる。 舌先が薔薇色の蕾に当たると、かなでは堪らなくなって呻き声を上げた。 躰の奥底が堪らないとばかりに爆発して、熱い愛の証を流してくる。 かなでは初めての感覚に戸惑いながらも、更に熱くなりたいと思わずにはいられなかった。 「…あっ、んっ…」 かなでが喘ぎ声を上げる度に、大地の愛撫が強くなる。 躰も更にしっかりと抱き締められて、かなではトロトロに溶けてしまうのではないかと思った。 大地の手が緩やかに腰の窪みから、ラインに触れて来る。 まるで称讃するような手つきだ。 かなでは躰を震わせながらも、もっと愛撫を続けて欲しいと思った。 しっかりと愛されながら、かなでは溢れんばかりの幸せを感じる。 大地の手はかなでのすんなりとした脚のラインなど、身体をくまなく愛するように触れてくる。 指先から愛が感じられて、かなでは心から嬉しいと思った。 くまなく躰のラインに触れられた後、大地は熱い場所に手を宛ててくる。 これには流石に驚いてしまい、かなでもつい躰を跳ねあげさせた。 大地はくすりと笑うと、かなでの熱い場所の中に指先を侵入させてくる。 熱く敏感な宝石に触れられただけで、かなではビクリと腰を大きく持ち上げた。 腰が痺れてしまうぐらいに感じてしまう。 ただ触れられただけなのに、どうしてこんなにも感じてしまうのだろうかと、かなでは思った。 大地が触れる度に、熱いものがゆっくりと流れてくる。 流れる度にやるせない熱に支配されていく。 かなではもう自分ではどうすることも出来ないぐらいに、熱に支配されていた。 大地は指先でたっぷりと愛撫をしてくる。 大地は、感じているかなでを見るのが嬉しいのか、くすりと甘く笑った。 大地の熱い唇が、かなでの熱い場所にかかる。 唇が触れた瞬間、かなでの意識はグチャグチャになった。 腰が揺れて、痺れてしまうぐらいに感じてしまう。 恥ずかしくなるぐらいに感じてしまう。 快感が高められる度に、かなでから恥ずかしさが消え去っていった。 熱い。 だが、とても気持ちが良い。 酔っ払ってしまいそうになる。 かなでは全身が震え、心臓がマラソンをした後よりも激しくなるのを感じる。 追い詰められているのに、もっと追い詰められるぐらいに感じたい。 躰も魂も一つになって、総てで大地を求めているのを感じていた。 大地が欲しい。 どうしようもないぐらいに。 大地がいれば、他には何もいらないと思うぐらいに。 かなでは大地の胸に縋って抱き締める。 大地の指先が、熱い蜜が溢れる場所に入ってくる。 最初は痛かったのに、徐々に感覚が痺れてきて、心地好くなる。 もう何もいらない。 そう感じてしまうぐらいに熱い。 頭が白くなり、何も考えられない。 躰に痺れてしまうぐらいの感覚がやってくる。 かなでは意識を真っ白にさせて、その場に崩れ落ちた。 意識が戻ってくると、更に大地が欲しくてどうしようもなくなっていることに、かなでは気付いた。 身体が大地を求めて震えている。 「…かなで…」 甘い声で囁かれると、それだけで息が出来なくなる。 かなでは大地を求めているのを示すために、全身に手を這わせた。 どうしてこの気持ちを表現して良いのかが、かなでには分らなかった。 かなでが触れる度に、大地から呻き声が上がる。 大地はかなでを思い切り抱き締めると、身体の間に自分の逞しい身体を入れた。 「…かなで…。俺に掴まって貰って構わないから…」 「はい」 大地は、熱くて今にも爆発しそうな分身を入口に押し当ててくる。 その勢いに息を呑んだのも束の間、大地はゆっくりと侵入してきた。 大地に侵入された瞬間、涙が滲むような痛みに襲われる。 逃げたいほどの痛みにもかかわらず、全く逃げたくはなかった。 これは自分でも不思議だと、かなでは思わずにはいられない。 激しい吐息を感じながら、かなでは痛みに耐える。 大地はと言えば、激しく息を乱しながらも、かなでに気遣うようにゆっくりと先に進んでくる。 押し広げられる痛みと、それに伴う幸せを感じずにはいられなかった。 痛くても離れて欲しくはなかったから、かなではしっかりと大地を抱き締めた。 「…かなで…っ」 大地は苦しげに名前を呼ぶと、かなでを強く抱き締めてくれた。 やがてゆっくりと大地が動き始める。 その官能的な動きが、かなでに快楽を生んでいく。 今までの痛みが信じられないぐらいに快楽が襲い、どうしようもないぐらいに心地好い。 このまま漂っていたいと思った瞬間、突き上げられる。 激しく突き上げられて、かなでは意識を朦朧とさせる。 「…あっ…!」 今までに経験したことがないぐらいの心地好さに包まれて、そのまま意識を失った。 |