*大人になる前に*


 高杉と結ばれる。

 それはゆきがずっと望んでいたこと。

 ゆきは、高杉と魂だけではなく、肉体も結ばれたら、もっともっとふたりの結び付きは強くなるのではないかと思った。

 高杉とふたりで、甘くて温かな時間を過ごすことが、どれ程までに温かな気持ちになるか、それを伝えたいと思っていた。

 高杉を愛していると思うことは、キスだけでは表現することは難しい。

 だからこそキス以上に熱い行為でその想いを伝えたいと、ゆきは思わずにはいられなかった。

 高杉は、頬を赤らめるゆきのフェイスラインを甘く官能的に撫で付けてくれる。

 こんなにも情熱的で甘い行為を高杉がしてくれるのは、とても貴重であると同時に、愛されていることをひしひしと感じられた。

 ゆきもまた、高杉を愛していることを、行為で伝えたいと思う。

 熱くて荒々しいのに、何処か優しい高杉のキスを、ゆきはうっとりとしながら受け入れる。

 キスを受けるだけで、うっとりとした気持ちになる。

 もっと高杉の愛を感じたい。

 もっとロマンティックな気持ちになりたい。

 ゆきは、無意識で高杉の背中に腕を回して抱き締めていた。

 唇を離した後、高杉にしっかりと抱き締められる。

 息が出来ないぐらいに抱き締められて、ゆきはとろけるような気持ちになった。

 高杉がゆきの衣服を慎重に脱がしてくる。

 こうしていると、胸が痛くなるぐらいに、甘く幸せな気持ちになる。

 恥ずかしくて、緊張もするけれど、ゆきは高杉のものになりたい気持ちのほうが大きくて、そのまま身を任せた。

 産まれたままの白い肌を高杉の前に晒す。

 恥ずかしくて、ゆきは思わず躰を捩らせた。

「……隠すな……」

「……恥ずかしくて……。綺麗じゃないから……」

 ゆきは高杉に賞賛されるような躰ではないと思っているし、泣きたいぐらいに普通の躰だと思う。

 本当は、もっと綺麗になってから、高杉に抱かれたかったと、思ってしまう。

「……お前は、美しい……。だから、隠さなくても良いんだ……」

 高杉の甘い愛情が滲んだ、艶やかな低い声で囁かれ、躰を意味ありげに慈しむように撫でられる。

 まるで自分が世界一素晴らしい女の子のように思えてくるから、不思議だ。

 ゆきは躰から力を抜くと、静かに高杉に身を任せた。

「……お前は、本当に綺麗だ……」

 高杉に囁かれると、自分自身が素敵な女の子だと思えてくるのが不思議だ。

 自信が出てくる。

 高杉は何度も何度も触れるだけの、羽根のように軽くて甘いキスをくれた。

 水音を立てながら何度もキスをしていると、細胞が情熱に満たされてゆく。

 高杉は、静かなのに、情熱的な眼差しをゆきに向けると、首筋に唇を這わせていった。

 体温よりも少し冷たい唇は、ゆきの肌を官能的に目覚めさせてくれる。

 くすぐったいのに、敏感に感じてしまい、ゆきは息を乱す。

 熱い息を宙に吐くと、高杉は更に強くゆきの首筋を吸い上げてきた。

 お腹の奥に言葉では表せないぐらいの、鈍い快楽が熱として宿る。

 鈍くて熱い感覚に、ゆきは息を乱す。

 高杉は、ゆきの鎖骨にキスの雨を降らせてくる。

 唇で、ゆきが自分のものであるということを刻み付けているかのようだ。

 高杉の唇は、ゆきの円やかに白い乳房へと向かった。

 息が乱れる。

 高杉の息も、ゆきの息も。

 高杉は感嘆の溜め息を吐いた。

「……綺麗だ……」

 本当に感動しているとばかりに、高杉は呟くと、ゆきの柔らかく白い乳房に顔を埋めてきた。

「……あっ……!」

 思わず甘い声を上げると、高杉は更に息を乱してゆきの乳房に顔を埋めた。

 高杉の漆黒の髪をそっと撫でると、顔を上げる。

 高杉の大きな掌が、ゆきの柔らかな乳房を、持ち上げるようにゆったりとしたリズムで揉み込み始めた。

 ゆっくりとしたリズムで、乳房が張りつめるまで、揉み上げられる。

 息が乱れる。

 お腹の奥が痺れて、甘く鈍い感覚に支配される。

 肌が震えて、熱い蜜のようなものが、ゆきの躰から流れ落ちた。

 高杉への愛の証が、躰から流れて、ゆきは恥ずかしくてしょうがなかった。

「……ゆき……」

 高杉に乳房を触れられるだけで、ゆきはとろとろに蕩けてしまいそうな快楽を覚える。

 肌を震わせて、僅かに腰が揺れてしまう。

 甘くて激しい、かつ切ない感覚だ。

 腰が自然に揺れる。

 その淫らな動きは、高杉を明らかに欲していた。

 高杉の唇が、ゆきの乳房にある薔薇色の蕾に口づける。

 キスをされただけで、ゆきの腰は、一気に浮かび上がった。

 唇で吸い上げられたり、甘く舌先で転がされたりして、それだけで狂ってしまうぐらいに感じてしまった。

 高杉はそれを分かっているようで、意地悪に、そして優しく、ゆきの乳房を愛撫した。

 愛撫をされる度に、ゆきは激しく喘いでしまう。

 新しく知った感覚。

 キスだけでは、決して知ることがなかった感覚だ。

 ゆきは、高杉にすがり付きながら、何度も躰を仰け反らせた。

 こんなにも愛しくも、気持ちの良い感覚があるなんて、思ってもみないことだった。

 教えてくれたのは、誰よりも愛しい高杉だ。

 ゆきの細胞が情熱で沸騰しそうになるのを尻目に、高杉は唇を少しずつずらしてゆく。

 ゆきの平らな腹部に、高杉は唇を押し当てる。

 ヒップラインや、すんなりとした脚を撫でられて、ゆきはどうして良いのかが分からない。

 触れられるだけなのに、敏感な肌は震えてしまい、感じずにはいられない。

 高杉の大きな掌が、ゆきの葦にはいまわる。

 大剣を持っていた武骨な掌から滲んだ優しさが感じられてに、ゆきは泣きそうなくらいに幸せになった。

 高杉の唇が、ゆきの白い躰をはいまわる。

「……名前の通り、お前の肌は白くて……、綺麗だな……」

 普段は賞賛する言葉も、甘い言葉だってくれない高杉が、こうしてゆきの心を満たしてくれるような甘い言葉をくれる。

 特別なのだと言ってくれているようで、ゆきは嬉しかった。

 高杉は、ゆきをしっかりと抱き締めながら、躰中に甘い所有の花を咲かせてくれる。

 それがゆきには嬉しい。

 ゆきは高杉のものだと、伝えて貰っているような気がして、嬉しかった。

 高杉の唇が、すんなりとした脚から、躰の中心に上がってくる。

 そして、指先が、密で濡れた、ゆきのあどけない花の中心に侵入してきた。

「……やっ……!」

 高杉はゆきの花を優しく撫で付けた後、その中心の芯に触れてくる。

 くすぐられるように触れられて、ゆきはお腹の奥が痺れてしまい、呻き声を思わず上げる。

 指先で繊細にくすぐられる度に、頭の芯が痺れてしまうのではないかと思うぐらいに、感じてしまった。

 熱い蜜は止めどなく流れ、溢れてくる。

 高杉は蜜を花芯につけるように、小刻みな刺激を与えた後、ゆきの入口に指を宛がう。

「……んっ……!」

 ゆきは、痺れるような快楽に思わず顔をしかめた。

 呼吸が上手く出来なくて、浅くなる。

 高杉の指先が、ゆきの入口をゆっくりと押し広げてくる。

 痛みと、快楽がせめぎあう中で、高杉の指先が胎内にゆっくりと入ってくるのが分かった。

 激しくて甘い異物感に、ゆきは呻いた。

 苦しくて辛い。

 ゆきは鈍い痛みに、思わず顔をしかめた。

 高杉の指先が胎内でゆっくりと動いてゆく。

 初めは痛くてしょうがなかったのに、徐々にではあるが、痛みが揺らぐ。

 こうしてくすぐられるだけで、ゆきは浅く呼吸を刻んだ。

 高杉は、指先でゆきの最も感じやすい場所をくすぐってゆく。

 快楽が込み上げてきて、ゆきは何も考えられなくなった。

 思考が蕩けてしまうのではないかと思うぐらいに感じる、意識が揺らいで、ゆきはそのまま記憶を一瞬、途切れさせた。





マエ モドル ツギ