*あなただけを*


 ストイックな高杉がこんなにも情熱的だなんて、思ってもみなかった。

 乳房をやんわりと愛撫されて、思わず甘い声が漏れる。

「……お前は凄く、柔らかくて、優しくて、温かいな……」

 高杉が低い声で愛しげに呟く。

 愛が滲む言葉に、ゆきは潤んだ熱い眼差しを高杉に向けた。

 高杉は息を乱しながら、ゆきの柔らかな乳房に顔を埋めて、キスの雨を降らせてくる。

 何度も繰り返しキスをされて、ゆきは甘い吐息を上げる。

 お腹の奥が沸騰してしまうぐらいに感じた。

 今まで知らなかった感覚に、ゆきは目を見開く。

 愛するひとと本当に愛し合うというのは、こんなにも激しくも熱い感情なのかと、改めて感じた。

 高杉はゆきの乳房の薔薇色の蕾を含唇にむと、音を立てながら吸い上げたり、舌先で転がしたりする。

 ゆきはお腹の奥が震えてしまうぐらいに感じて、腰を無意識に揺らした。

 何だか自分が淫らになったような気持ちになる。

 肌が震えて、甘い声が出るぐらいに感じてしまい、ゆきは高杉の逞しい肩に、思わずすがりついた。

 高杉に触れられるだけで、躰の奥から熱いものが流れてくる。

 感じる度にその量が多くなり、ゆきは恥ずかしくてたまらなくなった。

 こんなに恥ずかしいなんて思ってもみなかった。

 ゆきが脚を閉じて、必死に隠そうとすると、高杉が太ももを意味ありげに撫でてきた。

「……やっ……!」

 脚の間に高杉の指先がそっと、忍ばされる。

 ゆきの最も情熱が滲む場所が触れられて、くらくらした。

 そこが熱く沸騰しているのが解る。

 表面に触れられるだけで、ゆきは思わず腰を浮かせてしまった。

 躰の奥が反応してしまい、更に熱いものが流れ落ちてゆく。

 すると高杉が柔らかで官能的な笑みを浮かべた。

 笑顔だけでゾクリとして、ゆきは感じてしまう。

 高杉だからだ。

 愛するひとの笑顔だからこそ、ゆきは受け入れることが出来る。

 高杉は、ゆきの肌に唇を押し付け始める。

 全身にキスされながら、ゆきは愛されているのだと、細胞のレベルで感じた。

 それぐらいに、高杉の唇から愛を感じる。

 白い肌に咲き乱れる所有の花を恥ずかしく思うのではなく、むしろ誇りにすら感じていた。

「……ゆき、お前は名前の通りに、雪のように白くて、綺麗だ……」

 普段は甘い言葉なんて少しもくれない高杉が、こうして愛の言葉をくれるなんて思ってもみなくて、ゆきは嬉しくてうっすらと瞳に涙を浮かべる。

 呼吸が速くなり、薔薇色に染まった。

 ゆきが息を荒くしていると、高杉は再び指先を熱い場所に持ってくる。

 高杉からの愛撫をたっぷりと受けたそこは、更に昂り、熱いもので濡らしていた。

 高杉は手のひらで、円を描くように撫でる。

 撫でられるだけなのに感じてしまい、ゆきは無意識に腰を浮き上がらせていた。

 もどかしい感覚に、躰の奥が震えてしまう。

 高杉は、いきなりゆきの太股に手を掛けたかと思うと、脚を開いてきた。

「……んっ……!」

 ゆきは呻くように声を上げ、恥ずかしさの余りに顔を両手で隠す。

「……いや……」

「見ているのは俺だけだから、恥ずかしがらなくて大丈夫だ」

 高杉に見られることが恥ずかしいのに。

「……ゆき……」

 高杉はゆきの熱い場所を指先で開いて、そこに潜んでいる宝石を指で探り当てる。

「……やっ、うんっ!」

 敏感な宝石を指先で擽られて、ゆきは肌がじんわりと痺れてしまうような快楽を覚えた。

 高杉がそこを指先でこねくりまわす度に、ジンジンとした快楽がゆきの全身に広がってくる。

 お腹の奥がキュッと締まるような鈍い快楽に、ゆきはたまらなくなった。

 無意識に腰を動かしてしまい、ゆきは淫らなダンスを踊る。

 高杉が指先で刺激を送る度に、いやらしい水音が響き渡った。

 高杉の指先が、先程から熱いものを滲ませている、入り口に押しあてられる。

 最初は入り口を擽っていたが、そこを押し広げるように胎内へと入り込んでいった。

 ゆきは違和感に思わず顔をしかめてしまう。

 高杉の指先は、優しく入り口と胎内をほぐすように動いてゆく。

 蠢くように指先が動いて、ゆきは思わず高杉の指先を締め付けた。

 あんなにも違和感があったのに、いつの間にか胎内を擽られるだけで、ゆきは頭がジンジンと痺れてしまうぐらいに感じてしまい、腰を更に動かし、高杉の指先を絡めとるように締め付けた。

 すると高杉の指の動きも激しくなり、ゆきはくらくらしてしまうぐらいに快楽を覚えた。

 何も考えられない。

 胎内がほぐれはじめてから、指が増やされる。

 胎内の熱い蜜をかき出すように、指先で刺激を与えられて、ゆきはたまらなかった。

 高杉が与えてくれる快楽のことしか、最早、考えられなくなる。

 ゆきは頭の奥が痺れてくるのを感じながら、ゆきは背中をのけ反らせる。

 高杉の指先の動きに、ゆきは何も考えられなくなっていた。

 高杉の指先がゆきの胎内を華麗なまでに刺激をし、高みまて追い詰めてゆく。

「……あっ……!!」

 奥を突かれて、ゆきは奥深いところで痙攣を起こし、そのまま躰も震わせる。

 そこからの意識は一瞬消え去った。

 

 高杉に優しく額を撫でられる。

 幸せな触れ合いだ。

 ゆきは恥ずかしいのに幸せで、高杉に思わず微笑みをこぼした。

 すると高杉もまた甘く微笑んでくれる。

 甘いのに官能的で男らしい。

 そんな微笑みだ。

「……ゆき、愛している。俺の命がある限りはお前を離さないと誓う……」

「……高杉さん……」

 ゆきは高杉にしっかりと抱きつくと、愛するひとを真っ直ぐ見つめた。

「私は高杉さんを一生離しませんから」

 ゆきは不思議と落ち着いた穏やかな笑顔を浮かべることが出来た。

 すると高杉もゆきを抱きすくめてくる。

 息が出来ないぐらいに激しく。

 この苦しさも、幸せなそれだった。

 高杉はいつも以上にシリアスな表情で、ゆきを見つめた後、入り口に自身を宛がう。

 男らしくて熱いそれに、ゆきは一瞬恐れが沸き起こった。

 ゆきの恐れに気づいたのか、高杉は先端でじゅうぶんに入り口を解してくれる。

 ゆっくり、ゆっくりと、ゆきのペースでほぐした後、高杉は入り口を押し広げるように、胎内に入り込んできた。

 入ってきた痛みに、ゆきは思わず息を止めてしまう。

 同時に、これが男女の愛し合う究極な形であることを知る。

 なんて無知だったのだろうか。

 だが、知ると言うことは、同時にゆきが大人になるということでもあった。





マエ モドル ツギ