*悪魔のようなあなた*


 小松との究極の愛の交換方法が、これだったのかと思わずにはいられない。

 だが、これが最高にロマンティックな行為であることも知った。

 小松は妹ではなく、ゆきをひとりの女性として見てくれている。

 それが嬉しい。

 まさか、一人立ちをする日にこのようなことが起きるなんて、ゆきは思ってもみなかった。

 小松はゆきを慈しむように、その白い肌に何度もキスをしてくれる。

 所有の痕を刻まれて、ゆきは嬉しさと恥ずかしさを同時に感じてしまう。

 小松のものであるという証を、白い肌に刻まれる。

 それはゆきにとっては、愛の証だと思いたかった。

 小松はゆきの脚から腹部へと唇で上ってゆく。

 脚の付け根近くまで唇が来たところで、小松にいきなり脚を広げられた。

 そんなことを小松がするなんて思ってもみなかったせいか、ゆきは狼狽えてしまう。

 恥ずかしくて堪らなくて、脚を一所懸命閉じようとしても、それを小松が許してはくれなかった。

 ゆきは恥ずかしさの余りに泣きそうになる。

「……嫌そうだね、ゆき」

「……だって恥ずかしいから……」

 ゆきは目を瞑り、なるべく小松からは影響を受けないようにする。

 本当に恥ずかしくてしょうがなくて、ゆきは耳まで真っ赤にさせて、ジタバタしてしまった。

 だが、そんなことを小松がゆるすはずもない。

「……恥ずかしくなんてないでしょ?だって、君を見ているのは私だけ……、なんだからね……」

 小松は低い声で囁きながら、ゆきの脚の間に手をしっかりと伸ばしてくる。

「ゆき、目を開けなさい。これが、男と女が愛し合う究極の形なんだよ。だから、恥ずかしがらなくても構わない。それに、君もそろそろ大人でしょ?だから独り暮らしを始める大人の女性には、きちんと大人の愛を経験させてあげなければならないからね」

 小松の指先が、ゆきの秘密の花びらをゆっくりと焦らすように撫でてきた。

 撫でられるだけで、そこが沸騰してしまうぐらいに熱くなる。

 身体の内側から、熱い蜜が流れ落ちてきた。

「ゆき、君の身体は充分過ぎるぐらいに感じやすくなっているね……。君もひとりの女性だと、いうことだよ……」

 小松はゆきの花びらを押し広げる。

「……やっ……!」

 小松のぶれない愛撫に、ゆきは身体を震わせた。

 中心にある宝石を、小松は指先で何度もゆきの花芯に触れると、擦り付けるように触れてくる。

 小松の指先が触れたところから、感覚が鋭くなって気持ちがよくなった。

 お腹の奥が鈍い快楽に支配していく。

 蜜が大量に流れる。

 小松はわざと音を立てて、それをゆきに聞かせるように指を動かしていった。

 恥ずかしくて堪らなくて、ゆきは何度も脚を閉じようとする。

 だが、未知なる快楽に、ゆきはもっと欲しいとも思ってしまった。

 小松は、突然、ゆきの脚の間に顔を埋めた。 

 そんな恥ずかしいことをするなんて思ってもみなくて、ゆきは放心しそうになる。

 小松が舌を亀裂に埋めた。

 襞の内側や、花芯を舌先で丹念に舐めてくる。

 恥ずかしさばかりが先行していたのに、いつのまにか、快楽に満たされて、恥ずかしいだとかは気にならなくなってしまった。

 ゆきは無意識で柔らかく括れた腰を動かす。

 小松が与えてくれる愛撫に、ゆきは浅い呼吸を繰り返しながら、何度も背筋を仰け反らせた。

 肌が痺れて震えてしまうぐらいに、ゆきは感じてしまう。

 こんなにも感じてしまうなんて、思ってもみないことだった。

 小松の指がゆきの入り口を丁寧に刺激し始める。

 そこが震えていることをゆきも感じてはいた。

 小松は入り口を解すように撫でたあと、ゆきの胎内にゆっくりと挿入してゆく。

「……やっ……!」

 押し広げられる違和感に、ゆきは脚を閉じようとしたが、小松の指が入ってきた。

 最初は異物感に、ゆきは顔をしかめてしまったが、すぐにそれも収まる。

 小松は、ゆきに慣れさせるように何度も内壁を擽ってきた。

 小松に内壁を擽られるたびに、ゆきは感じてしまい、腰を更に妖艶に動かす。

 小松が指を動かす度に、ゆきの水音は激しさを増してきた。

「……ゆき、凄く感じているでしょ?」

「……帯刀さんっ……」

 感じていると指摘されるのは、恥ずかしくてしょうがない。

 だが、本当に気持ちが良くて、とろとろに蕩けてしまいそうになる。

 ゆきは限界だと感じるぐらいに感じてしまう。

 内壁を擽る指は、いつの間にか二本に増やされて、更に刺激をされる。

 舌先では果実を攻められ、ゆきは身体が蕩けて消えてしまうのではないかと思うぐらいに、感じていた。

 追い詰められる。

 小松の舌と指に。

 愛しくてたまらない。

 この瞬間が。

 小松の指先が、深い部分を刺激する。

 腰が大きく浮かび上がり、背中を麗しく仰け反らせる。

 ゆきはそのまま意識をゆっくりと手放した。

 

 熱い蜜が入り口から大量に流れ出てしまい、鈍い痺れた感覚を覚える。

 ゆきは深呼吸をしながら、この感覚に幸せを感じた。

 息を乱しながら、愛しい小松を見つめると、唇に柔らかなキスをしてくれる。

「ゆき、君は本当に可愛いね。わたしだけのものにするのが、嬉しくてしょうがないよ」

「……小松さん……」

 ゆきも小松のものになれることが、嬉しかった。

「……ゆき、総てを私に託しなさい。悪いようにはしないからね」

「……はい」

 小松はゆきの脚をゆっくりと開けると、そのまま入り口に、分身を押し当てる。

 余りにもの力強さにゆきは息を呑んだ。

 熱くて固い楔はとても猛々しい。

 これを今から受け入れるなんて出来るのだろうか。

 そんなことを感じずにはいられない。

「……ゆき……」

 小松がゆっくりと胎内に入ってきた。

 指を受け入れたときとは比べ物にならないぐらいに入口を押し広げられ、ゆきは痛みの余りに、声にならない悲鳴を上げた。

「……小松さん……っ!」

 痛くて、ゆきは小松の背中にすがり付く。

「……ゆき、私に掴まって。なるべく優しくするから……」

 小松は優しい声で囁いてくれると、優しくゆっくりと腰を推し進めてくれた。

 小松の動きが一瞬止まり、深く深呼吸をした。

「……私たちはひとつだよ……」

「……小松さん……、嬉しいです」

 愛するひととひとつになれたことが嬉しくて、ゆきは嬉し涙を溢した。

 小松はゆっくり動き始める。

 優しい動きは激しくなり、ゆきの奥を鋭く突き上げ始める。

「……あっ、ああっ!!」

 激しく突き上げられて、ゆきは一気に高みに押し上げられる。

 視界は揺れてなにも見えない。

 痛みと快楽が混じりあって、ゆきを更に昂らせた。

「……ゆきっ……!」

「小松さんっ……!」

 深い場所を突き上げられた瞬間、ゆきはこのまま熔けてなくなってしまうかと感じた。

小 松と混じり合うならそれでも良いと思った。





マエ モドル ツギ