*花火の夜*


 小松はゆきの浴衣をきれいに脱がせると、背後から剥き出しの背中を強く抱き締めてきた。

「……君は無敵に綺麗だってこと……知らないの?」

 首筋に唇を押し当てられて、ゆきは肌を震わせる。

 幸せな快楽が全身をざわつかせた。

「……ゆき……。君をたっぷり堪能させて貰うよ……」

 小松は艶やかな笑みを浮かべると、再びゆきをフローリングに寝かせた。

 ゆきの柔らかさを確認するように乳房をやんわりと揉みこんで、キスの雨を降らせてゆく。

「……んっ、帯刀さんっ……!」

 ゆきは感じやすい胸をしっかりと愛撫されて、頭がぼんやりとしてくる。

 甘い世界に誘われている気分になる。

「……ゆき、君の柔らかさは私だけのものだということを、忘れないで……」

「……帯刀さん……」

 小松はゆきのまろやかなヒップラインを味わうように、撫で付けてゆく。

 何度も何度も繰り返し撫でられて、お腹の奥底に欲望が渦巻いているのを感じた。

 腰を緩やかに無意識に動かしてしまう。

 それが何を意味しているのかを、知らないゆきではない。

 ゆきはお腹の奥が甘く切なく感じるのを覚えながら、小松にしっかりと抱きついた。

 小松が欲しい。

 欲しくて堪らない。

 小松に総てを満たされたい。

 小松の大きな情熱で、身体の奥に滲んでいる空洞を満たして欲しい。

 ゆきはねだる想いで、か細い腰を動かした。

「……ゆき、君はどうして欲しいのかな?」

 小松の楽しむような声が意地悪に響く。

 小松の指先が、ゆきの熱い花の表面を、ゆっくり、ゆっくりと撫で付けた。

 それだけで、腰が浮き上がってしまうぐらいに感じてしまう。

「……君はここを、私に弄られるのが大好きだからね……」

 小松にからかうように言われて、ゆきは恥ずかしくて融けてしまいそうになる。

 小松の繊細かつ大胆な指先が、ゆきの花びらを綺麗に開いて、中の芯をくりくりと触れ始める。

 触れられるだけで、たっぷりと熱くて甘い蜜が流れ落ちてきた。

 くりくりと指先で薔薇色の芯を擦られる度に、ゆきは腰を小刻みに震わせる。

 ゆきの空洞が、小松の形と大きさにピッタリとなるように変化する。

 お腹がもやもやしてしまうぐらいに感じてしまう。

 こんなにも切なく感じてしまうのは、小松の前でだけだ。

「……感じてるの?」

 小松はからかうのを楽しんでいるかのように言った後、ゆきの沸騰した胎内へと指先を挿入させていく。

 蜜だらけで、柔らかくなったそこは、すんなりと小松の指を受け入れる。

 小松は楽しむように、焦らすように、ゆっくりと胎内を指でかき回してきた。

「……やっ、んっ……」

 小松によって花開いたゆきの官能的な花が、一気にざわついてくる。

 小松はゆきの胎内の内壁をくすぐりながら、楽しんでゆく。

 指で内壁を擦られるのは、この上ない意地悪さだと思うのに、声が漏れてしまうぐらいに感じた。

 本当は、指ではなくて、もっともっと素敵で熱くて硬い、大きな楔で擦られたい。

 指では物足りないと、身体の奥深いところが求めている。

 愛しくてたまらない、小松の愛の象徴を求めているのだ。

「……帯刀さんっ……!」

「……指一本だと物足りないの?しょうがないね……」

 小松はくすりと笑うと、胎内に更に指を突き入れる。

 増やされた指で更に内壁を刺激されて、ゆきは何もかも忘れてしまいたくなる。

 蜜が溢れ、欲望を発する部分は更に熱さを帯びてゆく。

 小松は楽しむようにしっかりと指を動かしてゆく。

 ゆきは何も考えられない。

 ただ、小松のもっと熱い楔が欲しいと、心から求めてしまう。

 愛しているからこそ欲しいのだ。

 激しい愛撫に、ゆきはぼんやりとするほどに快楽に満たされてゆく。

 もう少しで更に高みに登り詰めることが出来る。

 そこまで考えたところで、指を残酷にも抜かれてしまった。

「……やっ……」

 後少しなのに。

 そう思ったところで、小松はゆきの足を大きく開いてきた。

「……いやっ!」

「……全く君は、いやではないでしょ?君のここは、こうされたいって、言っているよ」

「……いやっ」

「全く、君は強情だね。強情は嫌いじゃないよ……」

 小松はくすりと笑うと、ゆきの熱い場所に唇を寄せてきた。

 こんなにもいやらしいことなんて、小松以外には許せない。

 小松は舌先を使って、蜜を丹念に舐め取ってくる。

 芯を舌先で転がされると、頭の芯がジンとするぐらいに感じてしまう。

 息が出来ないくらいの快楽がゆきに襲いかかってきた。

 気持ちが良くて、今度こそもっと素晴らしいものが、小松から与えられるのではないかと思う。

 ゆきは、息を乱しながら、ぐちゃぐちゃになっても良いとすら思った。

 舌の刺激に加え、小松は再び指をゆきの沸騰した胎内に挿入させてくる。

 一気に突き入れられて、内壁を激しく刺激されてしまう。

 お腹の奥が熱くなる。

 もっと激しい刺激が欲しい。

 小松にもっと愛されたい。

 もっと甘く愛されたい。

 小松に愛されて、愛したい。

 ゆきは身体が蕩けてしまうぐらいに、感じてしまう。

 身体が快感で痺れて弛緩する。

 快楽の波に溺れてしまう。

 小松が与えてくれる快楽が最高に気持ちが良くて、ゆきは背中を大きく仰け反らせる。

 こんなにも感じるのは、きっと愛するひとにしっかりと愛されているからだ。

 ゆきは快楽が頂点に達するのを感じながら、そのまま意識を沈みこませた。

 

 意識が戻ると、身体が小松を求めて疼いてしまう。

「……そろそろ、私も限界かな……。ゆき、君の胎内に入りたい……」

 小松も限界だったらしく、ゆきの熱い入り口に、ゆっくりと熱い楔を挿入してくる。

 熱い圧迫に身体の中を満たされて、ゆきは声をつまらせた。

「……帯刀さんでいっぱいになるよ……」

「もっといっぱいにしてあげるよ、ゆき」

 小松は苦しげで官能的な声で囁くと、ゆきの胎内に熱くたぎった自身を進める。

「……君は……、私のために作られたようだね……。最高だよ……」

 小松は息を乱しながら呟くと、ゆっくりと動き始めた。

 内壁を擦られる水音が艶やかに淫らに響き渡る。

 早く満たされたい。

 小松を満たしたい。

 小松を捕まえて、離したくはない。

 ゆきは小松を掴まえながら、ギュッと締め付けた。

 小松は苦しげに息を吐いた後、この上なく優しく動き始めた。

 小松の動きにゆきは翻弄される。

 気持ちが良くて頭の芯が痺れた。

 こんなにも気持ちが良い感覚は、他にないのではないかと思う。

「……ゆきっ!!」

 ゆきが小松を締め付ける度に、動きが激しくなる。

 意識が、視界が揺れる。

 ゆきはもう快楽しか感じられなくなった。

 目をきつく閉じて、小松に集中する。

 激しく何度も突き上げられて、ゆきは激しく身体を仰け反らせる。

 小松の逞しい肩にすがり付きながら、ゆきは快楽に総てを飲み込まれていった。





マエ モドル ツギ