〜夏の恋の物語第十章〜
*この回は18歳未満のレディの閲覧は禁止です…*
躰から力が抜けたところで、目が覚めた。奥深いところは重いが、心地が良い。 アリオスと視線が交差し、アンジェリークは恥ずかしくて目を臥せる。 「砂でぐちゃぐちゃ」 「だったら、洗い流せば良い」 「きゃん!」 砂浜から抱き上げられて、アンジェリークは思わず甘い声を上げた。 裸の自分が、裸のアリオスに抱き上げられるのが恥ずかしい。 「海に入ったら気持ちが良いぜ? もうこのシーズンでは最後だからな」 「うん」 アリオスがゆっくりと海に入ってくれ、深いところまで歩いていく。 肌にまつわりつく海水が気持ち良く、ほ照った躰を癒してくれた。 アリオスは、自分の頭が出るぐらいの深さまで歩き、そこで止まる。 「気持ちが良いか?」 「…うん。だけど足が届かないからちょっと恐い…」 アンジェリークが不安を漏らすと、アリオスは喉を鳴らして笑う。屈託のない良い笑顔だった。 「俺につかまっていれば良いだろ。しっかりつかまっていろ」 「うん…」 アリオスにつかまるのが恥ずかしくて、アンジェリークがもじもじしていると、腰から逆につかまれてしまった。腰の深い溝のところを掴まれて、アンジェリークは甘い痺れに声を上げる。 「きゃん!」 「大丈夫かよ?」 「…うん、平気…かなあ…」 たどたどしく言うアンジェリークを、アリオスは明らかに面白がっていた。 「…気持ちが良いだろう…」 「やっ、あっん…」 アンジェリークはアリオスに躰のラインを撫でられて、先程の官能が戻ってくるのを感じた。 躰の熱い部分にまた火をつけられる。 「…ったく、そんな顔をされたら堪らなくなるだろうが」 「や、あ…、んんっ…!」 アリオスの唇が重なる。しっとりと熱く重なったそれは、僅かに塩の味がする。アンジェリークはアリオスのキスに酔いしれながら、躰を密着させるように抱き着いた。 角度を変える度に深くなっていくキスも、感じる場所を的確に押さえた舌の動きも、総てがアンジェリークを魅了して止まない。 何度もキスをしながら、裸の海水浴を楽しむというのは、大胆だが素晴らしい行為に思えた。 気持ちが良くて、素敵過ぎる。 何度もキスをしていると、躰がまた熱くなるのを感じた。 アリオスの唇の動きが止まった。 彼は無言のままにアンジェリークの額に口づけると、ずんずんと浜辺に向かって歩き出した。 「躰を温めてゆっくりしようぜ」 「…うん」 アンジェリークは、アリオスに為されるがままに抱き着き、コテージに連れていって貰った。 砂だらけでぐっしょりとしたお互いの衣服は洗濯機に入れ、直ぐに熱いシャワーを浴びた。 海水と砂でぐちゃぐちゃになった髪や肌に、シャワーを浴びせてメンテナンスを計る。 その間に、バスタブには心地良いお湯を張って、バブルバスにする。 シャワーをふたりで密着しながら浴びると、いらないものが総て洗い流されて、アンジェリークは肌がつるりとして、敏感になるのを感じた。 「気持ちが良いか?」 「…うん、とっても…」 「あっ!」 背後からアリオスに抱きしめられて、首筋に唇を押し当てられる。敏感になりすぎて、肌が震えた。 「アンジェ…。おまえ、俺の女になれ」 「…アリオス…」 敏感な胸は直ぐに張り詰めて、アンジェリークは腰から一気に力が抜けていくのを感じた。 「やっ、あっ…!」 まるで柔らかな感触を楽しむかのように、アリオスは何度もアンジェリークの胸をしっかりと揉みこんでいる。 綺麗な指先で、勃ちあがった乳首を摘み上げると、アンジェリークは全身にざわっとした快楽が広がるのを感じた。 「随分感度が良いよな…。こんなにイイのは初めてだぜ」 「あっ、アリオス!」 アリオスの指先は、アンジェリークを翻弄するかのように、熱くて濡れた場所にやってくる。 「もうすげえぐちゃぐちゃになっているぜ」 「…んんっ…!」 シャワーの音から明らかに違う水音が混じりあっているのが解る。それがとても恥ずかしかった。 「やんっ…!」 アリオスの指が胎内から抜かれたかと思うと、浴槽の淵に座らされた。 「初めてのおまえをこんなに求めるのは、どうかと想うんだけれどな…」 「やあっ!」 アリオスはアンジェリークに脚を広げさせると、そこに顔を埋める。 「…海の味がするな…」 「いやあんっ!」 アリオスの舌がまたそこをはい回る。あんなに恥ずかしくて、先程は泣きそうだったのに、今はしてほしいと想う。 こんなことは淫らなのは解っているのに、アリオスにもっと愛して欲しいと思ってしまう。 「可愛いな…」 「やっ、あっ、ああんっ!」 男を初めて受け入れたばかりのアンジェリークの肢体はみずみずしく、禁断を識ってしまったが故に、どこか愁いがある。 アリオスはそれを貧るように求める。 舌で肉芽を転がしながら、たっぷりと蜜を含んだ胎内を指で掻き混ぜていく。 気持ち良さが頭の芯に直撃をして、アンジェリークは浴槽の淵にしがみつくしかなかった。 胎内に舌が厳しく入ってくる。キスと同じような優しい調べを醸し出す動きに、アンジェリークはすっかり溺れてしまっていた。 「あっ、ああ、ああっ!」 下肢が熱くてしょうがない。 アンジェリークはもう男と言うものを識っている。アリオスがどういったものなのかを刻み付けられている。 アンジェリークは、アリオスの更なる熱が欲しくて、濡れた襞を、唇に押し付けていた。 ふと躰ががくんと崩れ落ちて、頭をぼんやりとさせていると、アリオスが抱き上げてくれた。 「綺麗にしてやるよ。もっとな…」 「アリオス…」 バスタブにそのまま入れられて、アンジェリークは背後から抱きしめられる。こんなに気持ちが良い抱擁は、生まれて初めてだった。 アンジェリークはアリオスの肌の優しさを心地良く感じながら、ゆったりとした幸福に浸る。 腰のあたりに熱くて硬い高ぶりを感じたが、それはとても嬉しい感触でもあった。 「…おまえ、綺麗になったな…」 しみじみと言うアリオスに、アンジェリークはくすりと笑みを零す。アリオスが余りにも、おじさん口調だったからだ。 「いつまでも、オムツをした子供じゃないもの」 「…そうだな。おまえもすっかり女になっちまったってことだな」 ギュッと抱きしめられて、アンジェリークは喘いだ。また肌が化学反応を起こしていく。それがとても気持ちが良い。 肌をまさぐるように洗われて、息が上がる。下腹部が疼いて、更にアリオスが欲しい。 この狂うような熱を取ってくれるのは、アリオスしかいないのを、もうアンジェリークは解っている。 「俺がほしいか?」 ベルベットの声で囁かれながら耳たぶを噛まれて、アンジェリークは肌に電流が走るのを感じた。 「…どうた、アンジェ?」 挑むように言われて、アンジェリークはコクリと頷くしかなかった。そうしなければ、意地悪なアリオスは熱いものをくれやしないだろう。 「素直はいいことだぜ…?」 「アリオス…」 アリオスの楔がぬるぬるとした熱い場所に入ってくる。熱くて硬いアリオスの雄剣はアンジェリークに突き刺さってくる。 勿論、背後から奪われるのは初めてのせいか、少し緊張した。 「…あっ! ああっ…!」 最奥迄突き刺さり、暫く動かずにじっとしている。脈打つ律動を感じて、アンジェリークは深く目を閉じた。 今日初めて感じた性愛は、アンジェリークに目眩く変化を齎せてくれた。 アリオスが焦らすように動いてくるので、アンジェリークは苦しげな声を上げる。 「お前のココ良すぎるんだよ…」 アリオスの息が乱れ、理性が利かなくなっているのが解る。アンジェリークはそれが嬉しくてしょうがなかった。 胎内にある杭がぐるりと動く。それだけでも気持ちが良くて、アンジェリークは烈しく息を乱した。 こんな場所でこんなことをしてはいけないことぐらいは解っている。しかし、アンジェリークは乱れずにはいられなかった。 「あっ、あっ、ああんっ!」 アリオスの硬い楔はアンジェリークの深いところを何度も突き上げてくる。男としての力強さを感じて、涙が滲む。 総てをアリオスに支配されたかった。総てにアリオスを刻み付けたかった。 ぐいっと強い剣が奥に突き刺さる。 「あっ、やっ、もうっ!」 思考すらも支配されて、アンジェリークはアリオスをとことんまで感じる。 「あっ…! ああっ!」 ぐっと奥の丘を突き上げられれば、快楽に肌は震える。 がくがくとするほどの快感を感じた後は、意識を手放すしかなかった。 |
| コメント 夏なので、リゾートものを書きたかったです〜。 8月中には終わらせます! |