とらわれの姫君

20

*このtextは成人指定です。よい子はお目々を閉じて次の回に進みましょう*


 「俺にパジャマを返してくれ」
「お兄ちゃん…」
 アリオスお兄ちゃんは、私のパジャマのボタンを外し、盛り上がる気持ちに甘い息を吐いた。
「何だかワルイコトしているみたい」
「ワルイコトじゃねえよ。愛し合っていたら、当然だろう?」
 アリオスお兄ちゃんは低い声で言いながら、私のキャミソールを脱がしていく。究極に恥ずかしい。だって、寝るだけだから、ブラジャーなんかしてはいないのに…。
 白い肌が剥き出しになり、胸があらわになろうとしたところで、私は手で膨らみを隠した。
「どうして隠すんだよ」
「だって…!」
 ぎゅっと思い切り目を閉じて、私は頑なにも躰を抱きしめる。だってこんなものは絶対に見せたくはないもの…。
「アンジェ…」
 優しく名前を呼ばれた後に、アリオスお兄ちゃんは首筋にキスをしてくる。最初はくすぐったい感じがしたけれども、徐々に甘い感覚が私を支配していく。
「…あっ…! やんっ!」
 思わず甘い声が漏れてしまう。自分の声とは思えずに、私は恥ずかしかった。
「あっ…、ああんっ!」
 声が甘過ぎる。
 アリオスお兄ちゃんに翻弄されていく。
 ぎゅっと抱きしめられるだけで、私の躰から、完全に力が抜けきった。
「…リラックスしろよ…」
「あっ…!」
 鎖骨に舌を這わせてくる。ビリビリとした痺れた感覚に、私は息を乱さずにはいられなかった。
「手を胸から退けろよ…」
「電気消してくれなきゃ嫌だ」
 私は最大限の抵抗とばかりに、アリオスお兄ちゃんに顔を背けた。そんな子供みたいな私の行為に、アリオスお兄ちゃんは笑う。
「…嫌だ。おまえの完璧な躰がみてえんだよ」
 熱い眼差しで見つめられると、私もぼうっとしてくる。アリオスお兄ちゃんの眼差しの威力はそれぐらい凄まじい。やっぱり乙女の心をわしづかみにしていることはあると思う。
「きゃっ!」
 突然、アリオスお兄ちゃんは私の手首を掴むと、腕を開いて、胸をあらわにする。
 アリオスお兄ちゃんにおっぱいを見られるのは、恥ずかし過ぎて嫌だった。
「いやだぁ…」
 私が泣きそうになっているのに、アリオスお兄ちゃんは見るのを止めてくれない。そんなにじっと見てほしくない…。
 私は大きな溜め息を吐くと、アリオスお兄ちゃんの視線から少しでも逃れたくて目をつむった。
「…隠すな。おまえはすげえ綺麗なんだからな…」
「…やっ! あああっ!」
 アリオスお兄ちゃんの指先が敏感になっている乳首を摘んでくる。それだけで、どうしようもないぐらいに、私の躰の奥が甘く痺れた。どうしていいか解らないぐらい熱い。
「ずっとおまえにこうしたかったんだぜ?」
「あっ…! はあんっ!」
 アリオスお兄ちゃんは、大きく繊細で綺麗な指先を、私の胸に延ばしてくる。下から持ち上げるように、アリオスお兄ちゃんは胸を揉み合げ始めた。
「あっ、あっ、ああんっ!」
 ピアノやギターといった楽器を繊細に奏でるアリオスお兄ちゃんの指先が、今、私を翻弄している。
 しっかりと胸を揉みこまれるのと同時に、胸が痛いぐらいに熱くなる。張り詰めているのが、凄く解った。
「…アリオスお兄ちゃんっ!!」
 声が更に甘くなって、私のものだとは、俄かに信じられなかった。
 下から何度も持ち上げられては、掌で刺激をされる。お腹の近くが熱くて、火事になってしまうのではないかと、私は感じた。
「…やっぱり、おまえは誰よりも可愛い反応をするな…」
「やんっ!」
 熱くなり過ぎた胸は、本当に乳首の先端が痛い。アリオスお兄ちゃんは、それを知ってか知らずか、私の乳首をまるで子供のように唇で吸い付いてきた。
「いやん…」
「可愛いな、おまえは」
「やっ、あっ、ああんっ!」
 舌先で転がされながら、アリオスお兄ちゃんは時折強く吸ったりもする。鋭い歯を立てられて、どうしようもないぐらいに、私は首をのけ反らせた。
 痛いのだけれど、どこか気持ち良い感覚だ。乳首は信じられないほど色見が変わってしまったけれども、それは感じている証拠のようにも思える。
「あっ、あっ、んんっ…」
 私は相当大きな声を出していたかもしれないけれど、唇から漏れる甘い声を抑えることが出来なかった。
「あっ! ああんっ!」
 白い胸にいっぱいいっぱいキスをされるのが嬉しい。アリオスお兄ちゃんが付けた花は、私の肌の上で満開になって咲き乱れた。
「…あっ! アリオスお兄ちゃん…っ!」
 脚をそっと撫でつけられた。愛おしむように脚を撫でられると、本当に嬉しくてしょうがない。私はもう明かりがついているなんて余り気にせずに、アリオスお兄ちゃんがくれる愛撫に夢中になっていた。
「綺麗だな…」
 アリオスお兄ちゃんが低い声で賞賛してくれるのが、なによりも嬉しい。私は女としての誇りを熱く感じた。
「やっ…」
 パジャマのスボンも脱がされて、私は完全にパジャマをアリオスお兄ちゃんに返した恰好になった。
「パジャマ返したわよ…」
 譫言のように言うと、アリオスお兄ちゃんがくすりと笑う。
「ご褒美は貰ってはいないぜ? アンジェ」
「あっ、アリオスお兄ちゃん…!」
 アリオスお兄ちゃんは、私の脚を丹念にキスしてくる。恥ずかしくてしょうがない。
 熱い部分がとろけてしまいそうになるのを、私は止めることが出来ない。
 どうしてか解らないけれど。
 私は隠すように脚をもじもじとさせると、アリオスお兄ちゃんは更に笑った。
「熱い?」
「…うん。熱くて大変…」
 私は意味も解らずに、アリオスお兄ちゃんに囁くが、ただ甘く笑うだけ。笑顔だけでもどうしてこんなにセクシィなんだろう。
「もっと熱くなるか、すぐに治めてやるからな」
「…うん…」
 私は素直に返事をしたけれど、これからアリオスお兄ちゃんがどうするかなんて、知らなかった。
「えっ…! イヤッ!」
 そんなことをしたくない。私は脚に力を入れて、させないようにするが、無駄な抵抗だった。
脚を大きく開かされて、付け根を思い切りキスされる。
「…いやっ!」
 そこにキスされただけで、躰が痺れてくる。頭をぼんやりさせていると、今度は恥ずかし過ぎる場所に唇を感じる。アリオスお兄ちゃんは、私の亀裂に舌を這わせ始める。
「…んっ、やだっ! お兄ちゃん…!」
「おまえの兄貴じゃねえ。ただのアリオスだ…」
 アリオスお兄ちゃんの舌は、私の亀裂を割り、襞をしっかりと舐め回してくる。感じ過ぎて、頭がおかしくなってしまう。
「…うっ!」
 繊細な指が私の胎内に入ってきた。痛くてぴりぴりとして、私は顔をしかめてしまう。
「…痛いっ…!」
「すぐに良くなるから、我慢してくれ」
「あっ…!」
 痛いくせに私のそこは熱く濡れている。アリオスお兄ちゃんが指で胎内を掻き混ぜる旅に、痛みはかなりましになってきた。
「…あっ、いやんっ!」
 アリオスお兄ちゃんの舌が熱くて硬い中心に触れる。背中がゾクゾクとし過ぎて、私は泣きそうになった。
 気持ちが良い…。だけど、恥ずかし過ぎて認めたくはない。感じることは止められないというのに。
「あうっ!」
 アリオスお兄ちゃんの指が最奥に触れる。この瞬間、私は腰が痺れるのを感じた。
「…アリオスっ…!」
「ようやく俺の名前を呼んだな…。良い子だ…」
「あっ…! いやっ!」
 アリオスお兄ちゃんの唇が、私の敏感で熱い花芯を吸い上げてくる。余りにもの感覚に失神しそうになった。
「あ、アリオス…!」
 指が二本に増やされて、また痛みを感じた。
「アリオスお兄ちゃん…痛い…」
「これより随分と大きなのが入るんだ、そこには。大丈夫だ、指くらいは直ぐに治る」
 私は泣きながらも頷くしかなく、アリオスお兄ちゃんの想いに応えるしかなかった。
 続いて、アリオスお兄ちゃんは烈しく指を出し入れさせて、私を狂わせた。
「あっ、あっ、ああんっ!」
 アリオスお兄ちゃんが指を動かすにつれて、私は痛みがましになっていくのを感じた。
 何度も指で最奥を刺激されて、私はもうどうしようもいられない翻弄されている。
「あっ、あっ、ああ!」
 快楽が背中から上に上がってくる。上がっているのか堕ちているのかすら解らない、私は全身を小刻みに震わせると、足を突っぱらせてそのまま快楽に沈みこんだ。
 かさかさとビニールを破く音がして、アリオスお兄ちゃんが何かしている。やんわりと意識が戻る中で、私はまた衝撃を感じる。今度の衝撃はかなり烈しくて、私は瞳に涙を滲ませる。
「いやあああっ!」
 正しく引き裂かれる痛みで、躰が引き千切られるような衝撃を覚えた。
 痛みの余りに全身が硬直する。
「アリオス…お兄ちゃん…っ!」
 私がシーツを思い切り掴み、痛みに耐える。
「…大丈夫だからな…、アンジェ…」
 零れ落ちる私の涙を、アリオスお兄ちゃんは舌先で受け止めてくれる。愛のある行為に、私の心を潤った。
 痛みはかなり酷い。
 痛さの余りに、上へと逃げて、ベッドのヘッドレストに頭をぶつけてしまう始末だ。
「アリオスお兄ちゃん…」
 何とか踏ん張ると、アリオスお兄ちゃんの熱い楔が私の最奥に当たったところで止まった。
 アリオスお兄ちゃんは息を熱く乱している。
 それがこの上なく艶やかだ。
 痛みはあるものの、アリオスお兄ちゃんを内側に感じることが出来るのが嬉しかった。
「…アリオスお兄ちゃん…」
「”お兄ちゃん”はいらねえ」
「…あっ! アリオス…っ!」
 アリオスお兄ちゃんは優しく擦り付けるように、甘く動いてきた。だけど、涙が滲むぐらいの痛みを感じ、私は唇を噛む。
 私が痛みがあることに気付いていてか、アリオスお兄ちゃんの動きは、あくまで優しい。
「あっ…!」
 熱くて硬い私の中心を、ぐりぐりとアリオスお兄ちゃんの指が弄ってきた。
 じんわりとした快楽がお腹に広がって、私は息を浅くさせた。
「あっ…!」
 私が甘い声を上げると、アリオスお兄ちゃんの動きはまた早くなる。
 痛いけれども、随分と異物感には馴れている感じだ。
「ああっ!」
 アリオスお兄ちゃんが烈しく動き始めた。
 大きくて内側をえぐられるようで、かなりの痛みを伴ったが、私は痛みに耐えた。
「…アンジェ、アンジェ」
 アリオスお兄ちゃんに名前を呼ばれて、何とか意識を起こす。どうしてこんなに痛いのに甘いんだろう…。
「あっ…!」
 私の腰をしっかりと抑えつけたアリオスお兄ちゃんは、突き上げに力を込め始める。
「やっ、あっ、ああんっ…!」
 躰の奥が甘く痺れて来た。
 気持ち良いかもしれない…。そう想った瞬間、私はアリオスお兄ちゃんに絡み付いて、締め付けていた。
 私の胎内が動いている。それにアリオスお兄ちゃんが息を乱してくれているのが、嬉しかった。
「あっ! あっ! ああんっ!」
 アリオスお兄ちゃんの突き上げが激しくなる。何度も強く突き上げられて、私は痛みと快感に涙を流した。
「…あっ、ああ…!」
 もっとアリオスお兄ちゃんに近づきたい。私はそれだけの想いで、アリオスお兄ちゃんの腰に無意識に脚を絡めつかせる。
「……アリオスっ!」
「アンジェ…!」
 どんどんアリオスお兄ちゃんが近づいてくる。強い力で鋭く。
 私は、気持ち良すぎて、頭の中が真っ白になっているのを感じた。
「あっ、ああ!」
 視界が揺れている。どうしようもなく熱い。
「あっ、ああっ! ああああああんっ!」
 躰がびくびくと震える。私は痛みを掻き消す完璧な快楽に、意識を無くした。

 目が覚めて、最初に感じたのは痛みだった。
「…アリオスお兄ちゃん…、足の付け根が痛い…。お腹の奥とか…」
 私が痛みで泣き言を訴えると、アリオスお兄ちゃんは優しくお腹を撫でてくれる。
 痛みを飛ばす優しいリズムに私はいつしか眠りに堕ちていた。

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